こんにちは。ふじゆりです。
先日、ひさしぶりに東京駅に行ってきました。
現在リノベーション工事中の東京駅。
以前この近くで働いていた事もあり、どんな風に変わったのか興味津々で訪れました。
工事のための仮囲いに、東京駅の歴史が掲示されてました。
この駅が辰野金吾によって設計されたことは知っていましたが、その前にドイツ人の建築家の描いた案があったそうです。
日本の伝統的建築様式を取り入れた駅舎。
外国人が見た日本らしさを取り入れた案が採用されず、日本人が考えた西洋風の建築が採用された、というのが面白いです。
日本人が西洋に目を向け、外国の文化を吸収し始めていた事の表れですね。
その後の開業時の写真。
駅前にたくさんの見物客。
新しいものに目がない日本人の特徴・・・これも今も昔も変わりませんね。
でも、見て下さい。この服装を。
たったの100年前なのに、みんな着物です。
そして、この写真は、戦後の東京駅で切符を買う為の列・・・。
こんな状態では、電車に乗るまでが一苦労。電車の数分の遅延にイライラ・・・なんて自分を反省してしまいます。
日本の中心である東京駅は、世界でもめずらしい中心駅にもかかわらずターミナル(行き止まり式)でない駅だそうです。
確かに、中心となる駅は、ヨーロッパではターミナル駅がほとんど。
逆に通過式の駅にしているからこそ、列車のスムーズな通過が実現し、ダイヤが正確な日本、という評判につながっているのかもしれませんね。
一通り読み終わって、まわりを見渡すと、赤れんが作りの低層の駅舎を、ぐるりと高層のタワービルが取り囲んでいます。
この駅の周辺も、ほんの20年前はまだ低層のビルが多かったのに・・・。
あと20年後、東京駅はもっと大きく様変わりしているかもしれません。
ものすごい勢いで変わっていくまちと文化。
その中で、どっしりと重心の低い東京駅が、リノベーションで変わらぬ姿を次世代に繋いでいきます。
東京駅の次の歴史が幕開ける前に、ここにきて大きな時代の流れを感じてみてはいかかでしょうか。
http://www.tokyostationcity.com/