先日、息子たちとお祭りに行きました。
ビルの建ち並ぶ休日の街の中で、金色の御神輿が輝いていました。
階段をのぼった丘の上に、めざす神社はありました。
東京の中心部に位置する四谷の総鎮守、須賀神社です。
都心でありながら住宅街に位置し、普段は静かなこの神社も年に一度の「例大祭」のときには、屋台がたち並びます。息子たちにとって、お祭りの楽しみと言えばこの屋台です。
次男は神社に着くなり早速、ラムネをおねだりしていました。
つづいて彼らの目は、普段では決して買い与えない種類のオモチャに釘付けです。
オトウチャンはふたりのお願い攻撃に負け、晴れてくじに挑戦!
結果、空気で膨らませるビニール製の剣とプラスチックのモデルガンがあたり、ふたりは大喜び。コストパフォーマンスも悪く、あまり勧めたくないものだけど「お祭りだからしょうがないか・・・」と父はしぶしぶ自分を納得させました。
お祭りには出会いもあります。
神社の片隅で小さなおともだちができました。
昼でもかなりにぎわっていましたが、夜になるとさらに熱気が増し、どんどん盛り上がって行きます。(写真:例大祭の風景)ここも夜になると近くの悪ガキたちがたくさん集まって来るそうです。
お祭り特有の、ちょっと悪いことをしてもゆるされそうなワクワク感が、いつの世も子供達を呼び寄せるようです。
私自身、東京に来てからお祭りに出向く機会があまりなかったのですが、都会の真ん中にも地元に根ざしたお祭りがあることをはじめて知りました。
はっぴを着て御神輿をかついでいる人達の会話を聞いていると、現在は地元に住んでいない方もこれを機会に里帰りをして祭りに参加しているようでした。地方ではよく耳にしますが、都心においてもお祭りが人を地元とつなぐきっかけになっているようです。
江戸時代から毎年つづいているこの都心の祭りが、これからも地域と人とのつながりを育むイベントとして生き続けてほしいと、オトウチャンは思いました。
ケイジ