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阿佐ヶ谷のとあるバー

アユム


こんにちは。
blue studioのアユムです。

今回は、阿佐ヶ谷のとあるバーを紹介します。


私が阿佐ヶ谷に引っ越して(一年高円寺に出ましたが)から、3年半位になりますでしょうか。
引っ越したばかりの3日目に、道ばたで出会った自転車好き(今では親しい友人)が教えてくれたのがこのバーでした。バーと言っても、高級なお店では全くなく、海外のカウンターのある安い酒場的お店です。

当時は、25歳の雇われバーテンダーが切り盛りしていて、ファンクやソウル、R&Bといったブラックミュージックなレコードが流れ、UK好きな私としては全くの未開拓な境地でした。バーテンと歳が近い事もあり、お酒と音楽の勉強によく通う様になった場所です。

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店内は、60過ぎになるオーナーの趣味趣向がクッキリと出た、センスの良い設えだと思います。多くのビクター犬がコレクションされているのが特徴です。

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こんな営団地下鉄ロゴの付いた黒電話(もちろん現役使用可能)もあったり・・・

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BASS PALE ALEのネオン管サインも、私たちの世代にはたまりません。昔は、こういった販促品が多かったのでしょうか・・・

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ファンクの神JBもカウンター中央に鎮座しております。

こんなお店で、以前はライブ時のPAのお手伝いをしたり、最近は、ちょこちょこと音楽機材や手洗い器やシンク配管の直しなんかのお手伝いをしたりしてます。

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バーというところは、老若男女面白い方々との出会いく、舞台役者、映画監督、デザイナー、カメラマン、雑誌編集、広告代理店と、クリエイティブなお仕事をされている方々とのお話はとても刺激になり、情報交換の場となっています。
上の手洗い器の天板は最近、常連の元小学校図工教師の方(普段はただの酔払い(笑))が銅板を加工したものです。私は、この水栓とシンクの繋ぎ込みの地味作業を担当。

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現在は、若きバーテンも卒業し、オーナー自らカウンターに立っておられます。特にいじった訳でもないのですが、バーテンが変わって、グッと大人っぽい雰囲気に変わりました。

当時、村上春樹に憧れていた・・・という事は全くなく、たまたま出会ったバーなのですが、
ここで多くの友人と出会い、私の人生を変えたと言っても過言では無いお店です。

皆さんも、人生を変える出会いのある行きつけのお店ありますか。

〈アユム〉





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