こんにちは、ノリです。
秋はいろんなイベントが開催されていますが、
今秋は建築の展示会も盛りだくさん。
そんなわけで、先日、東京都現代美術館で行われている企画展
「建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの"感じ"」と
森美術館の「メタボリズムの未来都市展」に足を運びました。
現美の企画展は、これから活躍するであろう若手建築家や
アーティストが主軸になっている展示会です。
中にはフランク・O・ゲーリーや原広司などといった大御所の作品、
ヴィム・ヴェンダースの映像作品なんかもあります。
展示数はそれほど多くはないですが、作品をつくりだすまでの思考過程が垣間見れる展示になっていて見ごたえがあります。
一方、森美術館の展示は戦後から高度経済成長期に活躍した建築家たちがメイン。
メタボリズムと呼ばれる日本発の建築運動に焦点をあてた内容はヴォリューム満点です。
当時の彼らが構想した未来都市のスケールや建築への考え方は圧巻です。
実現した計画案はわずかですが、実際に完成した作品は、
現在、Docomomoの保存対象になってたりしてなんだか不思議な感じです
2つの展示ともに "環境" が1つの共通項のように感じました。
抽象的な言葉ですが、時代は変われど常に人を取巻く都市・社会の問題、人口の変化、情報化・・・などなど多くの課題に対しての1つの答えが提示されていて面白いです。
まだ、行かれてない方は是非足を運んでみて下さい。
また、東京都近代美術館で開催中の「ヴァレリオ・オルジャティ展」も
なかなか面白そうです。住まいづくりの1つのきっかけに建築の展示会に
足を運ばれるのも良いかもしれません。
<ノリ>