こんにちは。
先日、東京国立博物館で行われている
空海と密教美術展へ行ってきました。
夏休みの休日ということで、すごい人でしたが、
お近くで開催中の恐竜展とは打って変わって、
平均年齢高めです。
密教は釈迦ではなく、大日如来を頂点とした考え方で
曼荼羅、マントラ、明王など独自の考え方も多い宗派で
世界観や仏具・法具のデザイン等は男性好きのする感じだと思います。
細かくはお調べ下さいませ。
正直、仏教自体や書物・陶磁器等にそこまで興味はないので、
さらっと流しつつ仏像を見ていきます。
明王に代表される様に、この時期の仏像は作り込みに
抑揚があって非常にカッコいいです。
時代や宗派、彫師によっては丸みを帯びた柔らかいフォルムの
仏像もありますが、個人的には造形的なものの方が好きなので、
この展示会は非常に楽しめました。
上野でテンションを上げたまま、夏休みを利用して総本山の
高野山へ行って参りました。
目的はこちら"木造深沙大将立像"(左側)を見に行く為、それだけです。
深沙大将自体は他の寺社にもいくつか(右側)あるのですが、高野山の霊宝館に
置かれている像は他のものとは完成度が段違い、、と勝手に思っており
前から見に行きたいと思っていました。
逆立った髪に、髑髏の首飾り、像の顔の膝当てとかなり独特の
意匠ですが、実物は想像以上に力強く感動しました。
少し、照明が暗いのが難点でしたが。
その日は高野山で"ろうそくまつり"という供養会をしていました。
横文字で言うキャンドルナイト的な観光要素もあるようですが、
時間の都合で見れず、残念です。
高野山はちょっと遠いな、という皆様も時間が有れば上野まで
足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
(shintaro)