12月15日は、今年1年を代表するリノベーションを決める『リノベーション・オブ・ザ・イヤー2016(以下ROY)』の結果発表&授賞式でした。
昨年は『ホシノタニ団地』が総合グランプリを獲得。
第4回目の今年は、全国から約150のエントリーがあり、51作品がノミネート。その中から4つの部門最優秀賞と総合グランプリが選ばれます。ブルースタジオからは、「シーナと一平」「b-Caravan」がノミネートされました。
授賞式の会場は、なんと東大本郷キャンパス内のホール。ノミネートされている人は「フォーマル」というドレスコードもあり、とても華やかな雰囲気です。
授賞式がスタート。
各部門、さくさくノミネート作品が紹介され、審査員から最優秀作品が発表されていきます。
ROYの特徴の1つ、審査員はメディア関係者です。建築やライフスタイル系の雑誌・ウェブメディアの編集長が、インパクト・社会性・デザイン性などの視点で評価。また「1年を代表する」作品なので、「今年らしいかどうか」という時代性もとっても大切のよう。
ブルースタジオでは、無差別級部門で「シーナと一平」が最優秀賞を獲得しました!
雑誌「ELLE Décor(講談社)」の濱口編集長がシーナと一平を押してくださり、「見た目にインパクトがあり、かっこよい。商店街でのこういう動き、頑張ってほしい!」とのお言葉。今回の無差別級部門のノミネート作品にはホテル多かったのですが、他のユニークホテルを押さえての受賞。「他に比べて共感力・再現性が高い」「街中での空き家再生のエッセンスがたくさん散りばめられている」といった点を評価していただきました。
シーナと一平チームの記念撮影。
また、『b-Caravan』は、審査員による特別賞「可動産リノベーション賞」を受賞!
そして、総合グランプリは・・・・
九州の設計事務所タムタムデザインさんによる「アーケードハウス」が獲得しました。
この作品、本当にすごい、圧倒的なインパクト。シャッター商店街に最初の灯りがともったよう。
アーケードの天井を開けた採光方法もかっこいい。
「リノベーションは街を変えると思っています!」
受賞された田村さんの涙のスピーチに、会場みんながグッときました。
今回、部門最優秀賞のうち2つが北海道、総合グランプリが九州という結果。地方の勢いや、リノベーションの全国的な盛り上がりを改めて感じました。その他にも今年を反映する、おもしろい作品がたくさん載っていますので、ぜひROYのホームページも見てみてくださいね。