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アツシ


こんにちは、アツシです。

先日、日本科学未来館で開催中の企画展、
「メイキング・オブ・東京スカイツリー」へ行ってきました。


気が付けばもうスカイツリーの開業まであとわずか。
2012年5月22日の開業予定まで半年をきりました。

2003年12月にプロジェクトが発足したことを考えると、とても長い道のりです。

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スカイツリーは今年の3月に目標高さ634Mに達し、今では都内の
至るところで顔を覗かしています。ゴジラが復活したら真っ先に
破壊されそうな華奢でスリムなフォルムが印象的です。    

仁王立ちして構える東京タワーと比べると、そのスリムさが際立ちます。

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東京タワーの敷地面積が約9000㎡に対してスカイツリーはわずか2000㎡。 
大股を広げるわけにはいかず、足元をコンパクトに納める必要があります。

小さい敷地のなかで、足元の一辺一辺を長く確保するのに合理的だったのが
三角形という形状です。東京タワーの足元(四角形)の一辺が95mに対して、
スカイツリーは、一辺あたり70m確保できています。            

そして、三角形の平面は上層に上るほど丸みを帯び、展望台に至るところで
きれいな円形となります。円形にこだわったのは、展望台から見える景色の
シークエンスを確保するためだそうです。               
          


企画展では、そんなタワーを支える地味なキャラ達(構造的には主役級)の
紹介もしています。                         

ナックルウォール:地下50mまで達し凹凸の付いた特殊な杭。      
         引抜きと沈下に対して抵抗力を発揮。        

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1番太いC1柱 :足元を支える直径2.3Mの巨大な柱。溶接には2人がかりで
        2週間を要するとのこと。規模は様々ですが、このような
パイプ型の鋼鈑を25,000個使用しています。

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その他にも現在の形状に至るまでのスタディや、上空での作業映像など
見所満載で、チビッコ達より親の方が目を輝かせている気がしました。

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ものつくりの物語を知ることで、なんだか愛着が湧いてきました。
来年5月のオープンがとても待ち遠しいです。

アツシ





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