ケイジです。
1年生の長男は夏休みの自由課題として、「べたのかんさつ」をしました。
「べた」をご存知でしょうか。
「べた」は、タイ原産の観賞魚です。
水中の酸素が少なくても生きられるので、お店ではよくコップに入れて陳列されているのを見かけます。
お盆に夏祭りで次男が金魚すくいで金魚をとり、それを金魚鉢で飼おうとしたのですが環境が悪かったのかすぐに死んでしまいました。その後継者として先日、この魚を我が家に迎えました。
以下が長男の「べた」についての説明です。
べたのかんさつ
あかいいきものは、べたというさかなです。
かわやいけにすんでいます。
がいこくにすんでいます。
にほんにうっているけれども、にほんにはすんでいません。
べたは、まわります。
きんぎょとおなじものを、たべます。
きんぎょばちのなかにはえているのは、まつもです。
きんぎょばちにかがみをちかずけると、よってきて、すぐ、ふくらませます。
私としては、「べたは、まわります。」に彼のオリジナリティーを感じます。
実際は「べた」は1尾でどちらかというと、じっとしている印象なのですが、彼の絵には2尾の「べた」を描かれていて、泳ぎまわる姿をあらわしています。
そして、「・・・ふくらませます・・・」 わかりますでしょうか。
鏡を近づけると「べた」は鏡に映る自分を敵だと勘違いして威嚇します。和名を「闘魚」というこの魚は、戦闘態勢になるとにエラと体中のヒレを大きく開きます。この様子を彼はそのように表現したのです・・・。
字の大きさにバラツキがあり、舌足らずな言葉づかいの観察レポートですが、彼の絵と文章からはストレートな表現がもつ力のようなものを感じます。
・・・大きくなってもこんな素直さをずっと持ち続けてほしい・・・毎度のように親の身勝手を自覚するオトウチャンの夏です。
ケイジ