こんにちは。
ささもとです。
他スタッフのブログでもご紹介したばかりですが、先日地鎮祭に出席させて頂きました。
企画、基本計画、基本設計、実施設計と実務としてのマイルストンとは異なる
精神的な節目。
お施主さまや施工者の方々と心ひとつにする式であり、ご近所のみなさまに新たな建物が建つことのご挨拶も兼ねた大切な時間と感じました。
晴天にも恵まれ、身も心も一層引き締まる感覚。上棟、竣工を経て新たな暮らしが始まるのが楽しみです。
地鎮祭。古くは[とこしずめのまつり]。
神式と仏式があり、今回は神式で執り行われました。
地鎮祭にも関わらず建物に仮囲いされていて不思議に思われる方もいるかと思います。古民家の再生と新築、造園計画の合わさったプロジェクトであり右のような風景となりました。
地鎮祭後、敷地近くの老舗蕎麦屋さんでの直会。祭典から日常に戻る=なおる ことから[なおりあい][なおらい]と呼ばれるようになったのが語源とのこと。
施主のお父様より、地鎮祭に加えて上棟式や棟梁参りなど。たてものを築いていく過程で執り行われる節目のお話しを沢山伺いました。貴重な機会。
上棟の際、小屋組のなか南に向けて飾る幣串[へいぐし]。上棟式の後には棟梁の家までねり歩く感謝の祝祭[とうりょうまいり]が当たり前だった時代があったこと。
数日前掘り起された敷地には既に緑が芽吹いていました。肥沃な土地に建つ古民家と周辺の再生の一歩を象徴しているようです。
始まったばかりの工事が安全かつ順調に進んで欲しいです。
(笹)