下北のシェアハウスpinosに住んで1年半。
ここに住みたいと、手を挙げた。
たったそれだけの共通点で、ひとつ屋根の下、一緒に暮らすこととなった9人。
旅の途中、偶然に同じ船に居合わせることとなったように、ながい人生のひとときを共有した。
乗船してみると、
乗客は9人だけではないことが分かった。
1年半という短い期間に、
たくさんの楽しい人達がこの船にやって来た。
この航海に引き寄せられた人達が、
さらにこの旅を面白くする。
そういえば、いくら探してみても
この船の舵取りは見つからない。
いくつもの帆がバランスをとりながら、
船を前へ前へと進めているようだ。
劇的な旅ではないが、
"日常"という素敵な島を航海する。
ひとりでは味わえない
さまざまな景色や感情に出会える旅。
ときにロマンスも起きたりして、
本当にドラマチックな日々だった。
そんなpinosは、ひとつめの航海を終え、
次の旅へ。
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