こんにちは。スズキです。
突然な上、私事で大変申し訳ないのですがご報告致します。
先月、こんな私ですが人並みに結婚式を挙げることが出来ました。
都内で和装で渋めに挙げさせていただきました。
当日の写真などは恥ずかしいのでここではお見せ出来ませんが
この結婚式という儀式までに様々な準備があり
ご経験の方は分かると思いますが、楽しいのですが結構大変です。
その中で一つ、結婚指輪の話をします。
まあ、一生に一度のことなので結婚指輪作ってみました。
ちなみにゴールドです。
たまたま出会ってしまったアクセサリーの作家さんに作っていただきました。
初めて彼らの作品を見たとき、その繊細な作業に興味を持ってしまい
後日、結婚指輪を作ってくれないかと連絡を取ったところ
快く引き受けてくれました。
デザインはシンプルに、断面が真四角になるように作っていただきました。
表面には細〜い線を一本ずつ手作業で入れてあります。
セロリを輪切りにした感じになっています。
しかし、この気が遠くなる様な作業の前にはまだまだ工程がありますので
簡単にご説明致します。
まずはシルバーでサンプルを作り自分サイズに調整、
これをシリコンで型をとり、ゴールドを流し込み
磨き、磨き、磨き、調整、磨き、磨き、調整、、、、、の上で
細〜い線を入れる作業をしています。
そしてその後、刻印。出来上がりとなります。
刻印するには写真の様な道具をハンマーで打ち込みます。
聞くと実はこれ、職人さんが手作業で彫っているらしいです。
普通に見ても小さ過ぎて見えませんが、刻印すると確かに文字になっています。
スゲー!!!!
それと、もう一つ、
私はあまりアクセサリーなど装飾品に詳しくないので驚いたのと
そういうことかと勉強になったことがあります。
ゴールドと言っても、よく耳にする18金とか10金とか色々ある様ですが、
実はこれ、金は金自体で存在している状態だとボロボロになるみたいで
強固に結合する為に銀とか銅とかを入れるそうで、
24金は100%金 (柔らかい状態)
18金は75%金 (硬い状態)
ということのようです。
ついでに、18金はプラチナより硬いみたいです。
10金とかになるともはや金じゃないんじゃないかという気もしてきますね。
今回はよりゴールドらしいゴールドにしたかったので
18金として残り25%を半分半分銀と銅を入れてもらいました。
この銀と銅の割合によってピンクっぽくなったり、緑っぽくなったりするらしいです。
オモシロイですね。
これが出来上がるまで打合せをしながら3ヶ月程かかりましたが
いろいろ勉強になったし、物作りは根気が大事だなとあらためて感じました。
カッコイイのが出来たので一生大事にします。ありがとうございました。
ちなみに私のと妻の指輪は少し仕上げが違います。
写真で見比べてみて下さい。
(スズキ)