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エル・アナツイ展

shintaro


こんにちは。

少し、前のことになりますが葉山にある神奈川県立近代美術館に
行ってきました。


毎度、毎度会期があとわずかで恐縮ですが、
27日までナイジェリアを拠点として活動するアーティストのエル・アナツイ展
が開催されています。

展示は彼の活動初期から現在までの様々な作品や変遷を網羅しており、
充実した内容です。


初期の作品はアフリカの伝統的な文様や、生地を染める為の道具を
モチーフにした、木の作品やインスタレーションがメインです。

sg110325_02.jpg

初期の作品群もカッコいいのですが、私が特に見てみたいと思っていたのが
後半の作品です。

瓶のアルミキャップなどを潰して動線で一つ一つ紡いだ、メタルタペストリーです。
遠くから見ると、布のタペストリーのように鮮やかで柔らかい印象を与えますが、
近くで見ると、まぎれもなく全て廃材で出来ています。
大きい物では5m×10m以上もあり、実際に見た時の迫力は感動的でした。

sg110325_03.jpg

会場の葉山館は展示室の一室に大きな開口部があり、眼前の海が
見えるようになっているのですが、そこから入る自然光でタペストリーが
透けて見える様子も奇麗です。

私が訪れた日は、ちょうど晴れていて、海の穏やかな感じと
作品の力強さが調和して感じる事が出来、とても良い雰囲気でした。

sg110325_04.jpg

東京から行くにはすこし遠いですが、街を脱して、
気分転換するにはうってつけではないでしょうか。

(shintaro)





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