ユウキです。
電車の中ですること。
僕はたいてい読書です。
本を読むために各駅停車に乗ったり、熱中して乗り過ごしたりもしばしば。
最近ハマったのはこの本。
ふだんはあまり推理小説は読まないのですが、久し振りに読んだら電車の中で一気に読んでしまいました。
坂口安吾と言えば、終戦直後に書かれた「堕落論」「白痴」が有名ですが、この小説もほぼ同時期のもの。
安吾はかなりの推理小説マニアで、アガサ・クリスティが好きだったとか。
そんな彼の推理小説デビュー作です。
この物語は、場所はすごく狭いエリアですが、登場人物が多い!
しかもみんなキャラが濃い!
覚えるだけでも大変です。
8人が殺されるのですが、証拠は一切なし。
でも「心理の足跡」が決め手となり、看破されてしまいます。
当時雑誌に連載された時は「懸賞付き犯人当て小説」として発表されたそうです。
それほど彼にとって自信作だったのです。
僕はまったくわかりませんでした。
推理小説は読みながら考え、犯人を想像するのが面白いです。
そういう意味では電車と相性がいいのかも。
通勤のお供にオススメです。
<ユウキ>