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好きな本

スズキ


luestudio のスズキです。
何をするのも億劫な最近の様な寒い日は
ベッドに入っての読書が私にとっての至福の一時となります。

好きな作家はいろいろいますが
最近特に、自分的に熱いのが 城山三郎 氏 です。


ドラマ化されているものもある国民的な作家です。
氏は経済小説の第一人者であり、そのうちの伝記小説などは
ほんとに「すごい」です。

私は氏の伝記小説を好んで読みあさっていますが
モデルとなる人達がまた渋い。
いくつか上げると

『男子の本懐』の濱口雄幸(総理大臣)と井上準之助(蔵相)
『もう、きみには頼まない』の石坂泰三(経団連会長)
『落日燃ゆ』の広田弘毅(総理大臣)
『鼠 鈴木商店焼き討ち事件』の金子直吉と高畑誠一
『雄気堂々』の渋沢栄一(大実業家)
・・・
などなどなど

戦争から高度経済成長をささえた彼らの生き方には
もの凄く胸を打たれます。

これらの凄い方々は社会に見えている顔と家庭での顔とが
違ってたり、同じだったり、仕事一本だったり、
家族思い、妻思い、それぞれの側面があるのですが、
実に素朴で人間臭くて親近感がわいてきます。
その中で、一番共通しているのは
「日本の未来の為に信念を貫き通す姿勢」だと思いました。
日本の未来なんて言うとなんだか難しく聞こえますが
彼らの考えている事はみな単純です。

城山氏の本を読むと
歴史の中で紹介される彼らのイメージと違い、
血の通った人間としての彼らが浮き上がってきます。

いつかは自分もそんな人間になりたいと思いながら
今日も夜が更けてゆきます。。。

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(スズキ)





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