ケイジです。
先月、三男出産のため妻が入院していたので、数日にわたり遠方に住む両親に来てもらい、子供の世話を手伝ってもらいました。
長男・次男は、連夜暗くなると保育園のお泊まり会の時に使った提灯をもって近くの公園に行き、オジイチャン・オバアチャンとともに花火をしていました。
この提灯はオトウチャンが牛乳パックを切り抜いたものに長男が染めた和紙を張り、中にロウソクを立てたものです。針金と割り箸で把手をつくり、持って歩きやすくなっています。
まだあまり花火をしたことのない3才の次男は、地面に立てたロウソクの火に、おそるおそる花火を近づけます。
6才の長男は、さして花火経験はないはずですが意外に平気なようで、構えも堂に入っています。
もう9月で花火にしては遅めの季節でしたが、今年は暑い日が続いていたので、いい夕涼みのプチイベントでした。
近頃ではオール電化住宅も増え、火をみなくても日常生活が可能な時代になっています。設計の打ち合わせをしていても、安全性・ランニングコストの点からオール電化を勧める場面もあります。でも、中には「やっぱり火がほしい」とおっしゃる顧客も少なくありません。
かくいう私も個人的には「火を見たい派」です。自分の家をリノベーションした際にもガスコンロにしました。
火には不思議な魅力があると思います。
暗いところで火を囲んでいると、たとえそれが小さな火であっても何かあたたかい気持ちになったり、一緒にいる人と親しくなったような気がしたり、あるいは落ち着きを感じたりします。
入院中のオカアチャンに会えない長男・次男も、オジイチャンとオバアチャンといっしょにぱちぱちと光る花火と小さなロウソクの火をしばらく見つめて落ち着いたのか、少し元気が出たようでした。
ケイジ