こんにちは。
ブルースタジオのshintaroです。
雨が降ったり、止んだりですが、
晴れ間がのぞくと秋らしい空気になってきましたね。
季節の変わり目は空調の調節や服装など、
色々と悩ましいものです。
特に寝る時が一番悩ましいです。
エアコンが苦手な私は暑い時は扇風機をつけていますが、
問題は窓を開けて寝るかどうか。
真夏は問題ないのですが、秋の空気になり始めの頃は
のどを痛めてしまうこともしばしば。
そんな、夏の終わりのある日。
事件が起きました。
その日は深夜に帰宅しました。
夜の街はとても涼しく、気持ちのいい気候。
しかし、一日閉め切っていた我が家はとても暑かった。
窓を少し透かし、扇風機をつけて就寝。
おかげで、安眠。
とは行きませんでした。
朝になると、違和感と共に自然と目が覚める。
手元の携帯を見るとまだ2時間は眠れる時間帯。
なぜ?
徐々に鮮明になる体の感覚の一つを刺激する音。
ブーン と耳に虫の羽音が。
しかもすごく近い。
それはカーテンの奥から聞こえてきます。
その奥は出窓になっていて、なぜか網戸がついていない。
夏の終わりに蝉が最後の力を振り絞って迷い込んで来たのだろう。
半分寝ぼけた私は疑いもなく、カーテンをめくります。
そこには、今正に力尽きようとする蝉が。
・・・いません。
そこにいたのは死にそうな蝉ではなく、
ブンブンと飛び回る巨大なスズメバチ!
右手に掴んだカーテンをそっと戻し、しばし呆然としました。
目も完全に醒めました。
全然音も違うじゃありませんか。
これはまずい。
我が家に殺虫剤はなく、こちらは寝起き。
飛び道具は一切なく、防御品も最低の高橋名人みたいな
状況で、戦う術は素手のみ。
しかも私は高橋名人の様に連打をしてスイカを割るような
芸当はできない。
いや、待てよ。
出来たから何だと言う話です。
蜂はスイカではない。
落ち着いて、一服しコンビニに殺虫剤を買いに。
もしかしたら、その間に窓から出て行くかも知れませんし。
しかし、近所のコンビニには殺虫剤はなかった。
毎日香の一列を殺虫剤に譲れよ、
等と思いながら、蜂一匹倒せない男が苦虫を噛み潰したような
顔で店を後にします。
がっくりと肩を落としながら帰路につくと、新たな不安が。
もし、蜂が冷静になり壁付けのカーテンレールの上部から室内に
侵入していたら。
ぼーっと部屋に入った所をさされてTHE END
扉を開ける手に緊張感が走ります。
室内を見渡してもいない。
音もしない。
出て行った。
覗いてみると、まだいます。
本日2度目の落胆。
出社までは、まだ一時間以上ある。
もう諦めよう。待とう。そう思いました。
時間もあるし、洗濯でもして時間を潰し、
10分前になったら、戦おう。連射で。
そうこうしている間に、彼はいなくなっていました。
勝ったのです。
この時期、蜂達はあらたな巣作りでそこら中を飛んでいます。
殺気立った連中を相手にしても分が悪いのでむやみに刺激するのは
やめましょう。
黒い服、黒い髪、香水、整髪料は要注意です。
薮や山で変にはしゃぐのも危険です。
網戸も極力閉めましょう。
くれぐれもお気をつけください。
(shintaro)