ノリです。先日、原美術館で開催されている企画展、
「ウィリアム・エグルストン:パリ-東京」に足を運びました。
ウィリアム・エグルストンは、カラー写真家の先駆け的な存在であり、
1976年にMOMAで初めてカラー写真の個展を行ったアメリカ人写真家。
今回の展示会は、カルティエ現代美術財団のコミッションワークで制作された、
「パリ」「東京」の断片を色彩豊かに切り取った写真が展示されています。
「パリ」は写真だけでなく、氏が自ら描いたドローイングも展示されているので、
写真以外からも作品が読み取れるようになっています。
パリ-東京以外にも、初期の代表作からアメリカ南部の人物や風景を撮った作品も
合せて展示してあります。
展示内容自体は、カラー写真の先駆けだけあって、色彩の切り取り方が絶妙です。
写真の構成自体は、それぞれの都市の細部を切り取るような作品が多く、
そのファインダー越しの世界は独特な生々しさがあります。
会期は2010/08/22までですので、お時間のある方はぜひ足をお運びください。
7/31日にウィリアム・エグルストンに密着したドキュメンタリーDVDも発売されていますので、ご興味のある方はそちらもぜひどうぞ。
http://www.egglestontrust.com/
http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html
〈ノリ〉