ケイジです。
わが家は共働きなので普段は、朝オトウチャンが息子たちを保育園へ送っていき、夕方オカアチャンが迎えにいくという役割分担をしています。この日はオカアチャンの職場のヤンゴト無き事情のため、オトウチャンが「おむかえ」に行きました。
いつもより随分早く仕事を終わらせて、保育園に駆けつけると長男が出迎え、「オトウチャンのおむかえは、2010年になってからはじめてだよー」と大声で喜んでくれました。
長男は一旦保育室に戻ると、その日の遊びで(遊具で)つくった「ピザ」を誇らしげに見せてくれました。
「じょうずにつくったねー」という言葉に満足したようで、せっせと片付けをし、帰る準備を済ませました。
つづいて次男を迎えにいくと、いつも活発な彼が、いつにもましてゴキゲンな様子でした。
前日で3歳になったので、保育園の先生方よりお祝いをもらったとのことでした。
写真を貼りメッセージを書き込んであるお祝いカードと手作りポーチとだるまマークの消しゴムスタンプの3点セットを、本当にうれしそうに見せてくれました。
外に出てベビーカーに乗ってもめずらしくゴキゲンが持続している次男は、3点セットを握りしめながら足をばたつかせていました。
長男は、仲良しの同級生Sくんが自転車で帰るのをしばし追いかけ、明朝までの別れを惜しんでいました。
考えてみると、0歳から保育園でずっと同じクラスのSくんは、長男と共に過ごしてきた時間がオトウチャンよりよっぽど長いことになります。
Sくんと別れた後は、親子3人で住宅地の中をゆっくりと、おはなしをしながら帰りました。
空は夕焼けでした。
一刻を争う仕事をしているオトウチャンの毎日は空の色を眺めることなどありませんが、ベビーカーを押しながら赤い空を見上げ、息子たちと「そらがあかいねー」と話していると、この時ばかりはふっと肩の荷が軽くなった気がしました。
ケイジ