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心地よい緊張感

アユミ


目黒川沿いの桜が満開。
お花見の人だかりをよそに、東京都庭園美術館に行ってきました。

ちょうど、年に1度開催されている建物公開展の最中で、普段は展示作品の背景となっている建物、そのものを、解説と合わせてじっくり観賞することができる期間です。

「白線を超えてはいけない、手を触れてはいけない」

美術館に漂う緊張感が、非日常的に神経をピリリと研ぎすませ、空間や作品がもつパワーをより、感じられる。でも、他人の息すら聞こえてしまうようなその雰囲気が、私は少し苦手だったりもします。

庭園美術館の建物公開展で良いなぁと思ったのは、そんな緊張感を感じさせないところ。写真撮影OK、というのも毎年の恒例のようで、主催者の方々の「どうぞ、よく観て行って下さいね」という想いが伝わってきました。


というわけで、私も写真をバシャバシャ撮ってきました。

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入り口の床は、タイルの花と植物が美しい。
エントランスホールの天井には、円形の照明が均等にズラリ。

ホールは、ウォールナットの壁にシンメトリー。装飾を省き、重厚さを演出しているそう。その一角に鎮座するのが、下の香水塔。

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照明それぞれの可愛さに、目が釘づけでした。

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庭園のことをすっかり忘れてしまうほど、建物に見応えがあり、時間オーバー。
庭園観賞は、また、次回のお楽しみです。


〈アユミ〉





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