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東京の歴史を知る

サトシ


サトシです。
最近テレビCMでよく見る、デアゴスティーニの『週刊 江戸』が気になってしょうがない。
毎号付いてくるパーツを組み合わせて江戸城を作るはずもなく、本シリーズは東京の歴史を探る純粋な読み物。もちろん創刊号は特別価格。


それから、NHK総合で毎週水曜日の22時から放送されている『ブラタモリ』も大好きである。街歩きしながらタモリのマニアックな視点によって東京の歴史を解読する番組。

つまり、東京の歴史を知ることにはまっている。なぜなら、東京の不動産の将来を考えるにあたり、400年の歴史がそれを教えてくれると思うからだ。

東京の履歴書はたったの400年しかない。江戸開府から400年、明治維新からでようやく150年だ。

現在、定評を得ている都心の人気優良住宅地とは、江戸時代からの武家屋敷エリアか、山手線が開通してから始まった初期の郊外エリア(松濤、代官山など)がほとんどだ。
つまり、100年の風雪に耐えてきた街として実績があるのは、そんなエリアだけである。
逆をいえば、東京のほとんどの街は、生まれたばかりの赤ん坊に過ぎない。
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東京の街は、この400年間、地震、大火、爆撃など、ありとあらゆる災難に耐えてきた。
そして、その都度、街は変化し、成長も、衰退も、経験してきた。
そういうプロセスを得たにもかかわらず、現在でも良好な住宅地を形成している街は、この先も安定し続ける可能性が高い。
資産運用の観点においては、安定している分、期待利回りは低くて当然だ。
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逆に、履歴の浅い街ほど、その将来性は未知数である。衰退、消滅するリスクがある一方、成熟し評価が高まる可能性もある。不安定な分、期待利回りは高くなければならない。郊外のニュータウンや湾岸エリアがこれに該当する。

人それぞれ、不動産の評価基準があると思うが、地歴という尺度を加えると面白い。

<サトシ>





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