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あたたかい家

ケイジ


ケイジです。

正月休みを利用して、一家で信州の兄の家に行きました。
その家は八ヶ岳の麓にあり、庭には雪が積もっていました。
次男にとっては、はじめての雪。小さな長靴を履いてヘッピリ腰で歩いていました。

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敷地内には手作りのブランコがあり、陶器を焼くための窯があります。庭にはよくキツネや雉子などが来るそうです。この日の朝も雪の上を見てみるとキツネのものらしい足跡がありました。
家は輸入材で造ったログハウス。
東京でのマンション生活とは全く違う住環境です。

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近くの土地で伐採した丸太を斧で割って薪をつくり、庭に積んでいます。
ここは高地であり気温が低いので、薪ストーブで家全体を暖房します。2重サッシュなどで断熱性を高めてある上、薪ストーブを24時間絶やさず燃やし続けるので、室内は都市部の普通の家よりかえって暖かく保たれます。

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兄には子供が3人います。うちの長男次男にとって、彼らはいとこです。
1年に1回も会わないこともあるにもかかわらず、彼らは3人が大好きで、出発の何日も前からずっとこの日を楽しみにしていました。

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薪ストーブでポカポカとあたたかい家の中で、同い年のいとこと押し入れに入っておもちゃで遊んだり、お姉ちゃんと並んでピアノを弾いたりと、本当に楽しそうに過ごしていました。

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普段、家では兄弟で喧嘩することも多いのですが、この日はずっとみんなと仲良く遊んでいました。いつもは見られない雪の世界が彼らをゴキゲンにしていたのでしょうか。それとも、針葉樹の柔らかい木の肌触りが、2人を優しくおだやかな気分にしたのでしょうか。

3人のいとこは、自然の中で暮らしているためかそれとも年上だからか、東京で過ごす長男次男よりおおらかに感じられます。長男と次男は、彼らからたくさんのやさしさをもらったようです。

この冬、ログハウスでいとこと過ごしたおだやかな時間は、きっと彼らにとってかけがえのないあたたかな想い出となることでしょう。

付け慣れないチェーンをマイカーに履かせ、ビクビクしながらここまで来たオトウチャンも、息子たちの楽しそうな姿が見られて、満足のいく正月休みでした。


ケイジ





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