サトシです。先日、大阪へ帰省した際、大阪名物『551蓬莱の豚まん』を久しぶりに食べた。
大阪へ行けば、所要駅はもちろん、どこのデパ地下にも必ず売り場があり、一日ざっと10万個は売れているいう。
関東における『崎陽軒のシュウマイ』と同じくお土産の代名詞であり、「東の崎陽軒、西の蓬莱」とよく対比される。
ところで、私の中にある疑問が浮かんだ。
大阪では「豚まん」なのに、関東ではなぜ「肉まん」なのか?
同じ豚肉が入った中華まんじゅうなのに。
自宅に帰ってインターネットで検索すると、あっさり答えを発見してしまった。
関東では「肉」といえば食肉全般、牛肉、豚肉、鶏肉などを指すが、関西では「肉」といえば牛肉を指す。「豚肉」は「豚肉」、「鶏肉」は「かしわ」という。
そういえば私も幼い頃、「今日は肉食いたいなあ」ってよく言ったものだが、明らかに牛肉を想定していた。
関西人にとっては「牛肉入ってないのに肉まんゆうたら変やんか」となる。
同様にお好み焼きの場合、牛肉入りは「肉玉」、豚肉入りは「豚玉」という。
では、なぜ肉といえば関西では牛肉なのか。
これは、関西と関東の食文化の違いにより、もともと関西は豚肉よりも牛肉が好まれる。
松阪牛、神戸牛、近江牛など関西には牛肉のブランドも多く、一戸あたりの牛肉の消費量は関東よりも多い。逆に関東は豚肉の消費量が関西よりも多い。
そう考えると、上京してすぐにお付き合いした彼女に肉じゃがを作ってもらった際、牛肉ではなく豚肉だったのを思い出した。
その時は材料費を削ったのかと疑ったが、食文化の違いが原因であったとは。。。
<サトシ>