ユウキです。
大学の時にひょんなことから知り合った友人が、トーキョーワンダーサイト渋谷でインスタレーションをしているというのでようやく見てきました。
ゴミを燃やした時にできるスラグを使ったインスタレーションです。
スラグは一見砂のようだけれど、粒が大きく真っ黒。
手触りは気持ちいいのですが、たくさんの人の生活のエッセンスがここに詰まっているんだと思うと、人間が作ったものなのに人知の及ばない圧倒的なパワーを感じました。
作品自体には奥深い不思議な美しさが宿っていました。
きれいな富士山のようだったり、真夏の太陽のようだったり、映画のワンシーンの景色のようだったり。
見ていたら、谷川俊太郎さんの詩のこんな一節を思い出しました。
美しいものはみな嘘に近付いてゆく
誰もふりむかぬものこそ動かしがたい
私たちの魂が生み出した今日のすべて
<ユウキ>