犬島に行ってきました。
犬島
犬島は岡山県瀬戸内海に浮かぶ犬島諸島唯一の有人島(人口約50人)
島名は犬に似た巨岩に由来するといわれているが、その名に似ず、島内には猫が非常に多い。犬島みかげといわれる花崗岩の産出で知られ、大坂城築城にも用いられている。1909年から約10年ほど、島の南東部で銅の精錬を行っており、精錬所の遺構として、朽ち果てたレンガ積みの煙突が今もなお残っている。
去年の夏に行こうと思っていた犬島、精錬所見学は予約制のため行けず.....
今年のお盆休みに行ってきました。
犬島アートプロジェクトは、香川県直島にて現代アートを展開している直島福武美術館財団が新たに犬島の銅精錬所遺構を核に現代美術館などを整備する試みです。美術館は、建築家三分一博志氏が精錬所の遺構や副産物のカラミ煉瓦などを活用し、地熱や太陽光などを利用した自然の空調システムを取り入れるなど環境に負荷を与えない設計をしています。内部は、現代美術家柳幸典氏が三島由紀夫がかつて住んでいた家の廃材などをつかって空間作品などを展開している。
犬島の精錬所の煙突は、直島を舞台としているベネッセアートサイト直島から掲げる『在るものを活かし、無いものを創る』というコンセプトを顕著に表している。
時代と共に積み重ねられた歴史の重みは、もう手に入れることはできない。その圧倒的な力を再認識させられた一日でした(どことなく、ラピュタのよう)
<yusuke>