そもそも建築を学び、自分の中に疑問が生まれ、
造園やランドスケープの仕事をはじめた。
この世界は時間の流れが創る空間がある。美しく、重い。
自分の過ごした時間を振り返る。
造園の仕事から5年後、南米の最南端を歩いていていた。
そこは南極まであと300km。
恐らく、日常から最も遠いところで思ったことは
まあ自由にやってみようと決めた。
日本に戻り、まわりの流れに乗ってみた。
生きていくためには仕事は不可欠。造園、ランドスケープと併せていろんなことをした。
趣味の音楽関係に触れ、
世界のディーラーと取引、音楽サイトやブラジル音楽紹介本に協力したり。
商業やイベント空間をいじり、
横浜のB系と海の家、都内で花屋や飲食店をやったり。
イベントがきっかけで、着物関係や
歌舞伎のNY公演を手伝ってみたり。
美容会社との関係から、
知人とイスラエルの塩の商品開発をやって、死海で浮いてみたり。
などとキリがない。節操なく、前に出されたものを興味の赴くままに動いてみた。
お金になるものから、ならないものまで、いろいろあったが、
いろんな体験や、いろんな人に出会った。
すべてデザインや意匠があったとも言えないが、少なくとも空間に携わることはしていたような気がする。分野の違うところから空間を見ていた時期があったことは非常に体験だったと思う。これが自分の過ごした時間。
昨年、以前作った庭で
年に一度と言われるリュウゼツランの花が咲いた。
庭は6年くらいだが、彼らは25年前から生きていたのだ。花の高さは4m、2本同時に咲いた。
秋がきて、2本とも枯れた。
自然の中にある周期や時間も人の意向と異なり、興味深い。
リュウゼツランの花から採った次世代がこの夏、育ってきた。
また25年後、この世代が花を咲かせるかと思うと面白い。
自分の中でも思いつくように波に乗り、全く関係の無いであろうやってきた、いろいろなことが、最近、自分の中で一つの方向につながってきた。時が経つことで理解できるようになったのか?自分でもまだわからない。
これから、またこれからどんな時間を過ごし、何を生みだすのか楽しみだ!
真夏の夜のリコメンド BobbyHutcherson"Montara"
http://www.youtube.com/watch?v=riYBxOjLK2w
熱帯夜のクールダウン、Jazzなんていかが?
INO