広報のアユミです。
梅雨時期になると、"私はここにいます"と言っているように、そこらここらの家からひょっこり顔を出すアジサイ。
桜も同じ。時期になるまで存在をすっかり忘れているので、いつも歩いている道に沢山のアジサイが咲いていることにハッとさせられました。
先週末、アジサイ見物というものに初めて行きました。
別名アジサイ寺と呼ばれるほど、有名な鎌倉の明月院へ。見ごろは6月10日頃だと聞いていたし、あいにくの雨も重なって、綺麗な花を見られるか心配でしたが、このとおり。
雨にぬれて、一層色が深まったように見えました。
真っ白から淡い水色へ。梅雨が進むにつれ、深い群青色へ。この、色の深みが増した時期が1番美しい。
紫色の花は、濃い緑色の葉と合わさって、特に印象的。
この日1番の写真スポットも、この紫色の花が密集しているところでした。
このアジサイ、参拝者が毎年眺めるのは、同じ花ではないそうです。
咲き終わった株は刈り込み、挿し木で鉢に植え替えて2年。さらに山の地面に移して3年。
そうして立派に成長した株が、境内に登場するらしいのです。(6/10日経新聞より)
アジサイも、そろそろ終わりの季節。
寂しいような、早くこのジメジメの気候が終わってほしいような・・・。
今年見たアジサイが、次に境内に現れるのは5年後です。5回分の株が、ぐるぐるぐるぐる、鉢と山と境内をまわっている・・・。
美しさは一朝一夕に成るものではないのですね~。
<アユミ>