先月のゴールデンウィークに久しぶりに田舎に帰省した際に、
友人が経営するアート&カフェギャラリーがオープンするとの事で、
大分県臼杵市佐志生にある「銀之竈」に
オープン前にお邪魔しました。
臼杵湾に程近く、自然に囲まれた土地に遊び心とアートを楽しむ丘、
大きな竈をイメージしたドームがあります。
窓から見た景色は、普段目にする事のない落ち着いた時間がゆっくり流れているような風景です。
内装も施主のこだわりと熱い思いが伝わってきます。
カマドをイメージした赤い土壁や床は無垢の古材を使用しています。
カフェ入口の扉は、福岡の古い蔵から譲ってもらったそうです。
こんな大きな建具は作るのも大変ですし、長年培ってきた味は新品や既製品では絶対に表せません。
取手は、昔重りを量る為に使われた道具、サオバカリ(竿秤)を利用しています。
※サオバカリ(竿秤):目盛のある竿の一端に品物をかけ、把とってを支点として分銅を移動し、竿が水平になったとき目盛を読んで重さをはかります
大分県では豊富な竹材を利用した竹工芸が歴史的に盛んで、下左の写真は その竹の技術を利用して土壁の下地を組んでいる様子です。まだ、仕上前段階でしたので、仕上がり後が楽しみです。
ランチも、大分地で生まれ育てられた柔らかい地鶏、冠地鶏を使用したりと、地元の食材をふんだんに使用しこだわりがありおいしいです。
大分県臼杵市佐志生にお越しの際は、ぜひ、「銀之竈」へお立ち寄り下さい。