皆さまは、行きつけの映画館をお持ちですか?
私のお気に入りは、飯田橋にある「ギンレイホール」という名画座です。最近は、公開された映画もすぐにDVDになり、レンタルショップで借りて観れれば十分!という人も多いでしょう。
私も映画はDVDで観ることが1番多いですが、たまに、「これは映画館で観たかったなぁ~」と思う映画に出会います。
また、是枝裕和監督の『歩いても 歩いても』は、ここ、ギンレイホールで観たから、心に残っているのかな~と思ったりします。
以前、ギンレイホールで見逃してしまった映画『ぼくの大切なともだち』。残念ながらDVDで観ましたが、面白かったのでご紹介します!
美術商の主人公フランソワが、自分の誕生日のディナーの場でこんな話を始めます。
「今日の葬式では、参列者がたったの7人。寂しいもんだね!」
すると、そこにいた全員から、強烈なひとこと。「おまえの葬式には誰もこないよ。」
・・・理由はともだちがいないから。
「僕にともだちがいないだって?そんなことないさ、君たちだっているし!」とフランソワが投げかけるも、まわりは冷たい視線。・・・フランソワが親友づくりを始めます。
ビジネスでも成功し、今まで悩みなんてなかった男の初めての悩みが、「ともだちってどうやってつくるのか?」。
思わず目をつむりたくなるくらいの不器用さでまわりの人に歩み寄るフランソワ。
そんなフランソワを蝿のように煙たがるまわりの人々。
やじるしが完全に一方通行の人間関係は、コメディで笑ってしまいました。
フランソワは、ふとしたきっかけで出会ったタクシーの運転手と、少しずつ友情を深めていきますが・・・。
渡辺淳一さんの「鈍感力」という本で、「些細なことで動じない「鈍さ」こそ、今を生き抜く知恵」だとありましたが、この映画の主人公フランソワはある意味、"ザ・鈍感" です。
自分がまわりからどう思われているかを、今までまったく気にしたことがなかったんですから。
映画のなかで、友達をつくるコツは、「笑顔・感じよさ・誠実さ」だと言っていて、なるほどと思いました。
「相手に興味をもつことと、自分が興味をもっていることを熱く語れること」。
この2つは、ワタクシが考えた友達をつくるコツです!
皆さまの友達をつくるコツは??映画と一緒に考えてみては?
<アユミ>