設計担当ミキです。
冬の間、約3ヶ月ほどのシーズンオフとなっていました自転車部。ようやく暖かくなってきたので桜の開花に併せて活動再開です!
今回は桜の名所に立ち寄りつつ、東京下町を散策する「春の花見ツアー」。
新宿付近をスタートして、まずは神楽坂に向かいます。
総勢11名(!)での大移動。桜を探しながらのんびり移動します。
「花見」というより「花見の下見」みたいな感じで要所要所の桜開花状況をチェック。このところの寒さのせいか、外堀あたりはまだ0.5分咲き程度。今回廻った範囲で平均しても2分咲き程度といったところです。
見ごろは4月4・5日あたりになりそうですね。
少し足慣らしをしたところで、とりあえず朝ごはん(?)タイムです。
立ち寄ったのは毘沙門天善國寺の斜め向かいにある「五十番」。肉汁たっぷりの肉まんが有名な中華料理店です。お土産など店頭販売もしているので気軽に立ち寄れます。
http://www.50ban.com/
もちろん頂いたのは 肉まんですが、このあとの買い食い予定を考えて、ミニサイズにしておきます。まだまだツアーは始まったばかりですから!
神楽坂を後にして次に向かったのは本郷エリア。途中、小石川伝通院の桜開花状況もチェックします。ここは2分~3分咲きくらい。
一本一本の木が大きく、満開になったらさぞかし見ごたえがあるだろうと思います。今回は残念ですが、また来よう!
本郷エリアでまず立ち寄ったのは、雑誌などで取り上げられているのを目にして、常々実物を見てみたいと思っていた「本郷館」。
建設されたのは1905年。関東国内に現存する唯一の築100年を超える大規模木造共同住宅です。しかも現役で下宿として使われ続けています。
外観しか見られませんが、有無を言わさぬ圧倒的な迫力!時間を経たモノだけが持ちえるパワーを感じます。
しかし残念な事に建替計画が持ち上がっているそうで、現在は入居者の募集は行われておらず、住人は立退きを迫られて裁判になっているそうです。
木造建築大好き人間の私としては、個人的には残して欲しい・残すべき建物だと思います。しかし、建物の耐震性・安全性や災害時の近隣への影響などなどを考えると、ただそのまま残すというのも難しいと感じます。
建物は残しつつ、諸問題をクリアできる良い方法は無いものか?
リノベーション事業に携わる設計者として、考えていくべきテーマだと思います。
お寺や公共建築と違って、個人所有の建物を残していくというのは本当に難しいです。
ちょっと真面目なお話しになってしまったので、このあたりで閑話休題。東京大学でトイレ休憩を取りました。
安田講堂前の枝垂れ桜がまさに見ごろを迎えており、ようやく「お花見ツアー」の責務を果たした感じ。とても見事な咲きっぷりです。
桜にも満足したところで、そろそろ小腹もすいてきたなーと学生食堂を散策。
なんとラーメン200円!安い!!!今度はランチで、足を伸ばそうかな?東中野から!
続く目的地は下町風情が色濃く残る谷中エリア。
谷中霊園の桜を頭上に仰ぎつつ(1~2分咲き)、向かったのは谷中銀座です。
コンビニエンスストアや大型スーパーに押され、衰退する商店街が多いなか、谷中銀座は活気溢れる・元気のある商店街です。商店街の人々やそれを支える地域の人々の努力の賜物なのでしょう。
老若男女を問わず多くの人々が行き交い、店頭には行列も見られます。
http://www.yanakaginza.com/home.html
そして私達のお目当ては・・・
もちろん谷中銀座名物、谷中メンチです!
通り沿いには3~4軒の揚げ物店(本当はお肉やさん)が軒を連ね、どこも行列が出来ています。私が頂いたのは「肉のサトー」さんの「谷中メンチ」。
とても素朴でジューシーなお味。ご馳走様です。
煮卵80円も、とても魅力的ですよ。
通り沿いには猫の置物も色々あります。
商店街復興事業の一環のようですが、「屋根の上」とか「店先の物陰」みたいなところにも隠れていて、それを探すのも楽しいです。
上の黒猫は本物。
谷中銀座の名所、「夕焼けだんだん」という階段あたりには沢山の猫がいます。とても人なつっこい猫達で、皆がオヤツをあげるからか、どの猫もちょっと太りぎみ。
その中でこの黒猫だけはスレンダーです。 そういえば太った黒猫ってあんまり見かけない様な気がしますが、何か秘密があるのでしょうか?黒いから?
ダイエットの秘訣を教えて欲しいものです。
右写真は階段上にある古い桜の木です。葉っぱが交じって咲いているので、山桜の一種かな。こちらも2分咲きくらいです。
さてそろそろツアーも折り返し地点。つづきは後編でご紹介します。
お楽しみに!
ミキ ~後編につづく~