サンフランシスコの中華街の脇にある"ビート・ジェネレーション"の聖地、CITYLIGHTSBOOKS。
3月、春ですね。私の卒業旅行はここから始まりました。もうホントにいい加減、昔の話ですが...。
これは当時、映画をよく観て、写真を趣味としていたこともあり、RobartFrankの写真集"Americans"やウィリアムクライン"NewYork"、ビート文学ジャックケルアック"路上"、ジョンカサベテス映画"地下街の人々"などに影響されてアメリカ横断をした時の記録です。
長距離バスの移動は昼夜を問わずかなりハードな内容でした。(酔っぱらいのオバサンに一晩中絡まれたり。笑)。
私とっては初の海外一人旅で、何からにまで自分でやって進んでいく、不安とワクワク感。ある意味、音楽や写真などでの疑似体験とは異なるリアルな体感。
メキシコ国境のサンアントニオではSouthOfBorderな異国感ただよう中、チカーノ音楽TEX-MEXを聞き肉を食らう。
南側を沿って音楽の街、ニューオーリンズでライブハウスから聞こえるJazzに耳を寄せ、やっぱ牡蠣を食べる。旅で知り合った人と黒人街のドミトリーに向かう。雨で大変だった。
ルート66を北上、ブルース、R&Rの街、メンフィスへ。
SUN、STAXなどビールStは黒人音楽のメッカ。"路上"でもこのあたりの綿花の話が出てきました。キング牧師もこの地で倒れた。ジム・ジャームッシュ"ミステリートレイン"もこの街に行く、音楽好きの日本人の話でしたね。
更に北上。
まるで"パリテキサス"、"バグダットカフェ"の気分。
いざNY。
アルフレッドスティーグリッッツの写真"フラットアイアンビル"と同じ構図で眺める。
そしてゴール。憧れのチェルシーホテル。
私的アメリカ・サブカルの旅でした。長々とスイマセン。またそのうち続編を。