こんにちは、blue studioのノリです。
僕がコンロス島にはじめて行った時、なんとなく物悲しく思えたのは、上海と似た様相を呈していながらも、どことなく上海とは別の道をだどったように思えたからだ・・・。
ということで今回はコンロス島、別名ピアノ島を紹介します。
皆さんはコンロス島をご存知でしょうか?
福建省厦門の中国大陸側からフェリーで10分ほどの小さな島です。かつては、上海と同じような共同租界地だった所で、島全体に各国の領事館や邸宅などが建設された場所です。
外国人が去った後、海外で成功をおさめた華僑が邸宅を建て続け、邸宅の総数はおよそ500棟になります。
島の中心部にあるこの建物は現在ホテルにリノベーションされ、 島内で宿泊できる数少ない場所の1つでです。
敷地内に入ると中国にいながらどこかヨーロッパの国にいるような錯覚に陥ります。
右の写真は旧日本領事館。
今は改修もされておらず、地元住民の方が住んでいるようです。
迷路のような入り組んだ道を迷いながら進むと、どこからともなくピアノの音が耳に入り込んできます。
租界時代に欧米人がピアノを持ち込んだことがはじまりで、その影響は今でも連綿とつづいていて音楽文化が盛んなんだとか・・・。
島内で車の走行が禁止されているのも、ピアノが盛んになった理由の1つかもしれません。
上海とコンロス島は、同じように旧租界地域があるけども、ずいぶんと印象が違います。
上海は中国経済を牽引する街に。
かたやコンロス島は別名ピアノ島と呼ばれる音楽の島に。
どちらの文化の育み方が正解なのかはわかりません。が、、、両方ともエネルギーに満ちあふれているのは変わりない。。。