今回は、先日見学した物件のレポートをします。
20代・30代を中心に近年、首都圏を中心にコミュニティー形成型賃貸住宅が人気です。
今回お邪魔したのは、そのような賃貸住宅のひとつ「バウハウス南千住」です。
皆様は「ゲストハウス」や「シェアハウス」と呼ばれる住宅をご存知でしょうか。
通常の賃貸マンション・賃貸アパートでは専有部内にキッチン・バス・トイレ等の水廻りがありますが、これらの物件では基本的に水廻りを他の住人と共用します。こういうと、従来の「トイレ共同アパート」のような「賃料は安いが、汚く、狭い」というようなイメージをもたれる方もいるかもしれませんが、そうではありません。
このような物件では、水廻りの他に共用のリビングルームや茶の間があったりして、共用部を使う際に生じるコミュニケーションが価値として評価されており、「コミュニティーに参加したい」と感じる入居者たちによってすぐに満室になる人気物件が多く見られます。
この物件でもキッチンにはタイル張りの大きなテーブルが造りつけられており、バーのような落ち着いた雰囲気になっています。また、中庭にもソファーを置いたりして、「バーベキューとかしたら楽しそう」と思わせます。
そして、個室は建物の古さと調和させながら、シャンデリアやアンティーク家具を配置したり、個性のある雰囲気づくりに成功していました。
今の時代、SNS等インターネットを通じて友達をつくったりすることも多いですが、このような実際に一つ屋根の下で暮らして、生活の一部をともに過ごす仲間をつくることを希望する人々が増えているようです。NTTドコモのCMに出てくる「アンサーハウス」もこの種の住宅をイメージしているように思われます。
ゲストハウスではありませんが、現在ブルースタジオでは、路地空間をつうじてコミュニティー形成を図る賃貸住宅「大森ロッヂ」を工事中です。
今後、ブルースタジオプロデュースのゲストハウスが登場する日も近いかもしれません。
まずは、「大森ロッヂ」ご期待ください!
(ケイジ)