ホワイトスタジオのテルオです。
今日はクリスマス、どの街も、どのお店もイルミネーションやデコレーションに彩られクリスマスムード一色。
そんな中に身を置いているだけでとてもワクワクする特別な日です。
クリスマスといえば子供達にとっても一大イベント。
サンタクロースが家の暖炉の煙突から中に入って子供達にプレゼント配るのが定説ですが、サンタの玄関でもある煙突と暖炉自体、中々お目に掛かる機会は無いですよね?
私が初めて本物の暖炉を見たのはスノーボードに行った時に泊まったペンションでした。食事の後、宿泊客が談話室に集まり、見ず知らずの人々が暖炉を囲んで一緒にお酒を呑んだり、その日に滑ったコースの話をしたりと自然とコミュニケーションが生まれ、気付けば皆が笑顔でその時間を楽しんでおり、暖炉の炎の暖かさと雰囲気がとても心地良かったのを覚えています。
元々、暖炉の始まりは小屋の中心に穴を掘ってりそこに火をいれた事がきっかけで、後に煙突が作られ一般的に認識されている現在の壁際の設置スタイルにつながっているそうです。
中世のヨーロッパでは貴族たちの間でもステイタスを表現する家のシンボルとして、デザインにこだわり、暖炉を囲うマントルピースは職人が技を競いあって芸術性の高い暖炉がつくられました。そんな貴族の家のシンボルは、煉瓦の技術の発展と共に庶民の間にも広まり今では機能性を備えた色々なデザインがあります。
今は電気式やガス式の暖炉もありますのでゲストハウスやコーポラティブハウスの共有スペースに入居者の皆さんが囲める暖炉があったらコミュニケーションの場としても面白いかもしれませんね。
(テルオ)