こんにちはカズです。
めっきり寒くなってきました。
冬と言えば、こんな情景が似合いますが、今日は身近にある季節を感じるときのお話です。 以前にご紹介したとおり、私は自らリノベしたマンションに住んでいます。
此処にはちょこっとした専用庭があり、夏の間は色々と「収穫」していました。
「今日の収穫」
いまはそこもこの通り、すっかり枯れ果てました。
いかにも冬のを感じる情景かもしれませんが、我が家ではもう一つ、ある「変化」が冬の訪れと共に起こります。
それは、
「乾燥」によるフローリングの収縮です。
我が家は弊社他物件のご多分に漏れず、無垢フローリングを使用しています。
樹種は「ホワイトオーク」日本語では「ナラ」と呼んでいる木材で、フローリングとして最もポピュラーなものです。(ちなみにホワイトオークはウィスキーの樽に使われることでも有名です。ドラムスティックの素材としても優秀ですね)
この柔らかな表情の割にはしっかりした素材なので、フローリングには適した建材だと思いますが、チークやアイアンウッドなどの南洋材に比べると、乾燥による収縮は大きいものです。
上部でご紹介している部分は洗面所です。
普段から湿度の変化が激しいところの上、フローリングの長さもあまりないため、収縮量が大きく、最も乾燥する最近では、下地まで見える状態になっています。
これが、春を迎え初夏の頃には何事もなかったようにピッタリと閉じます。
無垢材の魅力は、写真や言葉では伝えにくい物で、例えば触感や臭いなどとても感覚的な物です。床にさわったり、座ったりするとこの良さが分かるようなものです。
私などは竣工した際、まず最初にやったのは出来上がったばかりのフローリングの上に大の字になって寝ころんでその醍醐味を味わったものです。これは是非オススメです。竣工した際にお試し下さい(笑)。
そんな魅力的な物なので、乾燥による動きはマイナスに捉えるのではなく、むしろ「生きている」素材を使っている証拠だとおもっています。
ちなみに私は今季で2度目となるこれをみて思い出しました・・・
すこし、オーバーですね・・・
Lucio Fontana
Spatial Concept, Expectations, 1959.
Water-based paint on canvas, olive green, 49 3/16x98 3/4 inches.
Solomon R. Guggenheim Museum, Gift, Mrs. Teresita Fontana, Milan, 1977.77.2322
kaz