ケイジです。
先週末、我が家のリビングにクリスマス・ツリーを飾りました。
今は控えめな装飾にしていますが、これから毎年少しずつオーナメントを増やしていって、いずれはマーガレット・ワイズ・ブラウンの絵本「クリスマス・イブ」に出てくるような立派なものになる予定です。
絵本:クリスマスイブ
マーガレット・ワイズ・ブラウンは「おやすみなさい、おつきさま」で有名な絵本作家です。「クリスマス・イブ」は彼女の遺作で、この話に舞台美術出 身の絵本画家ベニ・モントレソールという人が絵を付けています。普通、クリスマスの絵本というとなんとなく、雪の白に緑と赤などのカラーリングが思い浮か びますが、この絵本はに黒いペン画の素朴な絵柄の下地が鮮やかなオレンジ色というページデザインになっています。寒く静かな夜の情景がオレンジ色で表現さ れるのは一見斬新な印象をうけますが、これが不思議と調和しています。
寒い場所でも、気持ちが高揚している時は暖かく感じたり、広く明るい場所でもふさぎ込んでいるときは暗く狭く感じたりします。人は感情や気分によっ て、空間を全く違って感じるものだと思います。ひょっとするとこのオレンジ色は、絵本画家が、クリスマスの幸せな気分とドキドキ感を感じている子供の心に 映った風景を表現したのかもしれません。
我が子たちの目に世の中は、一体どのように映っているのだろうか・・・
12月に入り夜はめっきり寒くなりましたが、オトウチャンの目には我が家のリビングが、ツリーの明かりでほんのり暖かく感じられるようになりました。
ケイジ