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家電文化の欠如

きょう子

特別な日もいいけれど、日常を贅沢に過ごす事が好き。笑う門には福来る。いつも笑顔を心がけています。


実家に帰省しました。
私の両親は戦前生まれで既に後期高齢者ですので、大概の事は私の方が容量良くこなしますが、
1つどうしても両親には出来て、私に出来ない事が実家で有ります。
『洗濯機のスイッチを入れる。』
はっ?と思われるかもしれません。と言う事で、上の写真です。

そう、スイッチのバネがダメになっているらしく、固定する為に爪楊枝を差し込んでいるのです。
この具合が私にはうまく調整出来ず、いつも
「おかーさーん(おとーさーん)、せんたっき、スイッチいれてー!」と叫ぶ事により、洗濯機のスイッチが入る事となります。
あまりにもこの利用方法が長く続いている為、我が家では、ごく自然な事となってしまっているのですが、
そう言えば、昔はこんなスイッチがダメになったとかそんな事で家まで来てくれる街の電気屋さんがいたんですよね。
そう言う電気屋さんがいなくなった今、戦前生まれの2人は何の疑問も持たず、こうすればまだまだ使えるから!と、この洗濯機を使い続けています。
そう言えば、その前の洗濯機は二層式だったな。(私が二層式にこだわったからだけど。二層式を知らない若者も沢山いるでしょうね。。)
↓こういうやつです。
160830_02.jpg

そもそも、我が両親は家電に全く興味が無い。
音楽メディアがCDに変わっても我が家には長らくCDプレイヤーが無く(母親はヴァイオリン講師ですが、、、)、
CDプレイヤーは私のお年玉で我が家に初めて訪れました。
高度経済成長のステイタスシンボルであった3種の神器の1つである洗濯機は上記の扱いです(つまり回れば良い)、
テレビはバブルの頃はゴルフコンペで貰ってくる物、その後はおじいさんの家には大きすぎるからと言って譲って貰ったり。
冷蔵庫だって、自動製氷機能とか細かいところって壊れますが、それは壊れたには入らない訳です。まだ冷やせるから。
軽く10年以上の年代物を使っていたので、「もう冷蔵庫の省エネ化大分進んでいるから、ね、買い替えよう!」と流石に説得しました。

そんな家庭環境で育った私。
それこそ、家電文化が全くありません。
私の家からは、いつの間にか電気炊飯器が無くなり、テレビもなくなりました。
そして、最近見つけたんですよね。
電源不要の足踏み式洗濯機。
160830_03.png
これ欲しいなー。
流石に洗濯好きなので、これだけでは間に合わなさそうですが、

きょう子





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