こんにちは、せきです。
"建物は竣工した時がはじまり"
「設計監理」という仕事は竣工したら完了ですが、
建物にとっては竣工した時が はじまり ですよね。
設計という仕事に携わる身としては、
竣工後の建物がどのように使われていて、
どのような人が住んでいて、どんな風に育っているのか。
それを見ることが一番の楽しみでもあり、とても勉強になる部分です。
そんな、建物のその後、
物語の続きを見に行ってきました。
「haramo Contatto(ハラモ コンタット)」
5年前にブルースタジオが設計監理を担当した、新築の共同住宅です。
建物真ん中を貫く大階段が特徴。
風が建物全体を通り抜けて、隣の菜園や広い空へと流れてゆきます。
真夏日にも関わらず、風が心地よい、おだやかな空間でした。
1階のガレージハウスでは、思い切り趣味を楽しんでいる様子が見受けられ、
思わず羨ましい気持ちになりました。
「AURA243 多摩平の森」
URの団地再生事業、ルネッサンス計画の第2弾として実施された、多摩平の森。
シェアハウスである「りえんと多摩平」、
一般賃貸住宅である「AURA 243 多摩平の森」、
高齢者住宅である「ゆいま〜る多摩平の森」、
3つの建物が集まる団地です。
団地ならではの敷地の広さ、まさに公園の中に住んでいる、という感じ。
そしてとっても空が広い。
「田舎暮らし」とか「週末菜園」とか言いますが、ここ豊田は都心までも約1時間。
しかも敷地内に菜園があるので、都心に通いながら、自然に触れる生活ができます。
賃料も都心と比べると格段にお得なので、その分、もっとゆとりのある生活ができそう。
やっぱり羨ましい。。
今回訪れたふたつの物件は、昭島市・豊田市という立地ならではの、
都心に通いながらでも実現できる ゆとりある生活。
そんな生活を感じながら、
自分の暮らし方を、周りの人たちの暮らし方を、
また、考える。
そんな一日になりました。
せき