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なぜ「アイドル」に憧れるのか

龍馬

元旦生まれ。群馬県出身。バックパッカーで世界を放浪する。住宅・店舗・商業などの企画・設計を担当。チャイ研究とカレー作りに勤しむ。


こんにちは。龍馬です。

アイドル」というテーマの企画展と講演会にお邪魔しました。
オフ会に参加したというわけではありません。

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発信元:AKB48 wikipedia

参加したのは、國學院大学企画の

『偶像の系譜』


偶像=アイドルに関して1万年前まで遡り、現代的な「アイドル」の原点、
原初的な「偶像」からアイドルの根源を問い直していくという展示です。

土偶やら埴輪などが時系列で展示してありました。

群馬県埋蔵文化財調査事業団の石守晃さんの講演会
「古代日本の芸能と音楽の考古学」にも参加しました。
考古学の観点から音楽を紐解いていく話でした。

その調査方法が面白く、
土から掘り出された考古学的遺物(埴輪や土偶や石器など)から
それが楽器、道具なのかを読み解きます。

音は形に残らない無形文化財なので遺物から読み取り、
形を復元しはるか昔の音を実際に再現して研究をしています。

それが芸能で使用された音楽なのか、
儀式として使う道具としての音なのか、
生活で必要であった道具なのか。

実際に再現した音も人工的な音というより自然から
聞こえる懐かしい音?のようでした。

あと面白かったのが
埴輪が持っている琴は男性の髪型である美豆良姿が多く、
音楽や楽器には特定の性との結びつきが強いものがある。
尺八や笛や琵琶も男性主体であるという。

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発信元:音響文化博物館

平安時代以降は『源氏物語』に描かれるように、
女性にも好まれる楽器に変わっていったという。


趣味で持っているディジュリドゥというオーストラリアの民族楽器があるのですが
昔は宗教上、男性のみが吹ける楽器だったのですが、時代が変わり女性も
楽器として吹いています。

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発信元:Native Didgeridoo


時代が変わると音楽のスタイルも変わっていくものだなと思います。

宮崎まゆみさんの「埴輪の楽器」も面白いです。
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フェスの季節ですね。皆さんも夏を楽しんでください。

龍馬





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