小学生の長男と次男は、7月下旬から8月が夏休み。
夏休みの宿題のハイライトといえば自由研究。
7月上旬のある日、まだ夏休みがはじまらないうちから自由
研究のテーマを考え始めた次男が、顕微鏡が欲しいと言い
出しました。
せっかく知的好奇心とヤル気を出しているので、オトウチャン
としては協力してあげたいところではありますが、同時に3年
生の子供の使うものなので、リーズナブルなものにしておきた
いとも考え、探してみました。
検索してみて見つけたのがコレ。
スマートフォン顕微鏡:Leye(エルアイ)です。
スマホの前面側(いわゆる自撮り側)のカメラレンズ部にのせ
て使います。
Amazonで4千円弱。
2年ほど前に出たものですから特に新製品でもないようでした
が、検索していく中で見たプロモーション動画にほだされて、
不覚にもオトウチャン自身が欲しくなり、ポチっと即買いして
しまいました。
しかし、これがなかなか良いのです。
気になったものをすぐに試料板にのせ、非常に手軽にミクロの
世界をのぞくことができます。
塩です。
ぶどうの果実、
スイカ、
ウィローモス(アクアリウムに生えている水生ゴケ)、
印刷物(タブロイド)、
などなど。
まだ、夏休みははじまっていませんし、そもそも次男というよ
りオトウチャンが楽しんでしまっています・・・
この商品を開発したのは、永山國昭先生。
先生と言っても、もちろんこの商品を通じて初めて知りました。
生物物理学という分野が専門のようですが、プロモーション動
画の中で熱くそして楽しそうに語る姿にやられました。
いわゆる顕微鏡と聞いてイメージする「ロバートフック顕微鏡」
とは方式の異なる「レーウェンフック顕微鏡」という、17
世紀に発案された形式をとっており、この形式はかつては一般
化しなかったのですが、これがスマホとの相性が良く、現代に
おいて「お手軽顕微鏡ガジェット」として登場したとのこと。
永山先生は、あらゆる人に身近にあるミクロの世界に手軽に出
会って欲しいという思いからこの商品を開発したそうです。
この商品の持つ「物語」そしてそれを生き生きと語る「かたり
べ」双方が揃うことにより、顧客の購買意欲をかきたてること
に成功しています。
商品力とそれを効果的に伝えるプロモーション力。
オシゴトで営業を行うオトウチャンとしても、見習うべきもの
をここに見出しました。
・・・次男の自由研究で何を観察するかはまだ決まっていませ
んが、彼はこのスマホ顕微鏡を使い、この夏はきっと、いい自
由研究ができるのではないかと思います。
ケイジ