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アクアリウム・マニア

ケイジ

1971年生まれ。ブルースタジオの古株にして、3人の息子を共働きで育てるオトウチャン。営業担当。建築士。大阪府出身。


半年ほど前にアクアリウムについて書きましたが、
オトウチャンは、最近だんだんとマニアックな世界に
入ってきました。

60センチ水槽の上のLED照明を2台に増設しました。


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適切な水温管理は当然ですが、


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ついに二酸化炭素添加を始めました。
この一線を越え、マニアに仲間入りしたような気がします。

小型ボンベから少量ずつ水中に排出し、細かい泡状になっ
た二酸化炭素を水に溶かします。
なぜ、二酸化炭素を添加するかというと、水草の成長を
促すためです。
冒頭の照明増設も、水草がたくさん光合成ができるように
することが目的です。


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二酸化炭素を加えなくても育つ水草もあるのですが、水草
の種類も本当にたくさんあり、中でもマニア心をくすぐる
ものはたいてい二酸化炭素添加が必要なのです。
上の写真のショートヘアーグラスもその一つです。
まだ生育途中ですが、草原的な景色をめざしています。


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この写真の水草も、グロッソスティグマという二酸化
炭素添加が必要な種類です。
葉っぱのところにいくつか気泡がありますが、これは
光合成によりできた酸素です。
マニア的には気泡ができると嬉しいものなのです。
以前はエアレーションいわゆる「空気のブクブク」を入れ
ていましたが、二酸化炭素添加と同時にこれはやめました。
水草の光合成で酸素がつくられることにより、酸素濃度が
十分に保たれるため不要になるからです。

しかし、同時に葉っぱに緑の細い毛のようなものが見え
ています。これは苔がついてしまっている状態で、美観
を損なっているので、嬉しくない状態です。
このような場合、対策が必要です。
ちょっと二酸化炭素添加量を減らすかとか、水換えを頻繁
にする等、やってみてよりよい道を探します。


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オサカナにもマニアックなものもいます。
写真はクーリーローチ。東南アジアの「どじょう」です。


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そして、今我が家の水槽の中で最もたくさんいるオサカナ
はテトラです。比較的性格もおとなしいのですが、鮮やか
な色彩の2〜3センチくらいの小さな魚が群れで泳ぐ様子
がなんとも可愛らしいです。

青いのは以前から我が家にいるグリーンネオンテトラ、
金色と銀色のものがゴールデンテトラ、赤いのがファイ
ヤーテトラです。
上のショートヘアーグラスの横に写っていた赤い魚はまた
別種のテトラで、ディープレッドホタルテトラです・・・

・・・どうしてこんなにマニアックになってしまったのか。

自分でも、ここまでアクアリウムに入れ込むことになろう
とは1年前には想像もしていませんでした。

世の中には「ネイチャーアクアリウム世界大会」なるもの
まであるそうで、私など足元にも及ばないマニアが世界中
にいるようです。

そこまで上をめざすつもりは(今のところ)ありませんが、
なんにせよ、マニアになってみるというのは新たな世界が
広がって楽しいものだと、40代も中盤にさしかかっている
オトウチャンも久しぶりに実感しています。


マニアになるのに遅すぎるということはないと思います。
貴兄も何かしら、めくるめくマニアの世界の扉を開いて
みてはいかがでしょうか。


ケイジ





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