半年ほど前にアクアリウムについて書きましたが、
オトウチャンは、最近だんだんとマニアックな世界に
入ってきました。
60センチ水槽の上のLED照明を2台に増設しました。
適切な水温管理は当然ですが、
ついに二酸化炭素添加を始めました。
この一線を越え、マニアに仲間入りしたような気がします。
小型ボンベから少量ずつ水中に排出し、細かい泡状になっ
た二酸化炭素を水に溶かします。
なぜ、二酸化炭素を添加するかというと、水草の成長を
促すためです。
冒頭の照明増設も、水草がたくさん光合成ができるように
することが目的です。
二酸化炭素を加えなくても育つ水草もあるのですが、水草
の種類も本当にたくさんあり、中でもマニア心をくすぐる
ものはたいてい二酸化炭素添加が必要なのです。
上の写真のショートヘアーグラスもその一つです。
まだ生育途中ですが、草原的な景色をめざしています。
この写真の水草も、グロッソスティグマという二酸化
炭素添加が必要な種類です。
葉っぱのところにいくつか気泡がありますが、これは
光合成によりできた酸素です。
マニア的には気泡ができると嬉しいものなのです。
以前はエアレーションいわゆる「空気のブクブク」を入れ
ていましたが、二酸化炭素添加と同時にこれはやめました。
水草の光合成で酸素がつくられることにより、酸素濃度が
十分に保たれるため不要になるからです。
しかし、同時に葉っぱに緑の細い毛のようなものが見え
ています。これは苔がついてしまっている状態で、美観
を損なっているので、嬉しくない状態です。
このような場合、対策が必要です。
ちょっと二酸化炭素添加量を減らすかとか、水換えを頻繁
にする等、やってみてよりよい道を探します。
オサカナにもマニアックなものもいます。
写真はクーリーローチ。東南アジアの「どじょう」です。
そして、今我が家の水槽の中で最もたくさんいるオサカナ
はテトラです。比較的性格もおとなしいのですが、鮮やか
な色彩の2〜3センチくらいの小さな魚が群れで泳ぐ様子
がなんとも可愛らしいです。
青いのは以前から我が家にいるグリーンネオンテトラ、
金色と銀色のものがゴールデンテトラ、赤いのがファイ
ヤーテトラです。
上のショートヘアーグラスの横に写っていた赤い魚はまた
別種のテトラで、ディープレッドホタルテトラです・・・
・・・どうしてこんなにマニアックになってしまったのか。
自分でも、ここまでアクアリウムに入れ込むことになろう
とは1年前には想像もしていませんでした。
世の中には「ネイチャーアクアリウム世界大会」なるもの
まであるそうで、私など足元にも及ばないマニアが世界中
にいるようです。
そこまで上をめざすつもりは(今のところ)ありませんが、
なんにせよ、マニアになってみるというのは新たな世界が
広がって楽しいものだと、40代も中盤にさしかかっている
オトウチャンも久しぶりに実感しています。
マニアになるのに遅すぎるということはないと思います。
貴兄も何かしら、めくるめくマニアの世界の扉を開いて
みてはいかがでしょうか。
ケイジ