イシバシです。
炊きたてのご飯、お出汁のきいたお味噌汁、納豆...
日本人に生まれて良かったと思う瞬間はありますが、
畳っていうのはやはり良いものですね。

６月から進めていたプロジェクトが竣工を迎えました。
マンションリノベーション、個人のお客様のお住まいです。

95㎡を超える規模のお部屋の中に、14.5畳の畳の空間。
段差をつけて切り替えをした石貼りのラウンジ空間と合わせれば、
20畳を超える贅沢な大広間。
眺望と窓の多さは最大のポテンシャル。
損なわれることなく、景色がパノラマで広がります。
お客様がいらしたときは、客間として引き戸で仕切って個室化できるように計画。

「旅館」をモチーフにしたお住まいには、
格子戸や石庭、左官仕上げの壁など
「和」の要素を取り入れていきました。

板の間に用いているチェリー材は、床だけでなく
建具や天井とも合わせることで、全体のトーンを統一し
温かみのある空間に仕上げています。

照明は関節光をベースに。
天井へバウンドした灯りが、柔らかな光となり空間を包み込みます。

い草の爽やかな香りが広がる心地よい住まい。
畳は良いですね。
正座をすると背筋が伸びる気がします。

皆様も、畳を取り入れたくらし、いかがでしょうか？

イシバシ