Magazine


12 angry men

若菜

黒いワンピースと犬といちごをこよなく愛する。嫌いなものは寝不足。よくしゃべりよく笑います。笑いすぎて苦しいときもあります。


年末年始はいかが過ごされましたか?
私は風邪を引いてしまい、家で横になっている時間が長く。
せっかくなので映画を数本見ることにしました。
その中から一つ、ご紹介します。

sg160108_01.jpg

「十二人の恐れる男」
1954年にテレビドラマとして制作され、1957年に映画化。アメリカの映画です。
その後リメイクなどでもいくつか発表されていますが今回はオリジナルのモノクロを。

簡単なあらすじは殺人罪に問われた1人の少年の死刑判決をめぐり、12人の男たちが議論する、です。
有罪か無罪か。話し合いを始めた時点では11対1で有罪の意見が圧倒的でしたが、
1人の男が証拠や証言に疑問がある。少年が無罪である可能性が少しでもあるということを訴えていきます。

冒頭に被告人席に座る少年の顔が映されますが、他のシチュエーションはほぼ審議室のみ。
また、登場人物の名前は一切登場しません。陪審員の人柄や職業は陪審員同士の会話の中から読み取れ、
しっかりとキャラクターづけされています。

密室で12人の男が真夏に汗だくになりながら議論する、モノクロなのになんとも暑苦しい映像ですが
最後の爽快感たるや、すかっとします。
という感想をもった時点で、自身も議論に夢中に参加していることに気付かされます。

人に薦められて見た映画でしたが丁度蔦屋でもプッシュされていました。
妥協せず議論することや、疑問を持つことの大切さを教えてくれる、そんな映画でした。





Rent / Sale

Magazine

Portfolio