こんにちは、せきです。
みなさん、日本の離島のこと、考えたことってありますか?
先日、離島の祭典「アイランダー」に遊びに行ってきました。
今年の春に長崎県五島列島の小値賀島(おぢかじま)に遊びにいったのがきっかけなのですが、
そこで出逢った活版印刷所【晋弘舎】さんがとても素敵だったのです
。以前ブログにもかかせていただいたのですが、おそらく日本で唯一の『離島にある活版印刷所』。
そのときは突撃訪問だったのにも関わらず、
お父様には車で島中を案内して頂き、娘さんは東京からのUターンで島愛に溢れており、
なんとも離島ライフを体現してるような家族に触れて心あたたまった思い出があります。
その娘さんが今回のイベントに参加するとのことだったので、
東京で会えるなんて!とおもい足を運びました。
活版印刷でつくった可愛らしい絵葉書、
こちらのジャムのパッケージも活版印刷だそう。素敵です。
アイランダーというイベントでは、全国各地の離島がブースをだして島をPR。
移住相談コーナーもありました。
スローライフ思考な世の中ですが、島生活にはきっと
不便さの中の当たり前の豊かさがあるのだろうな、と思います。
日本の人口は減っていくよ、とは聞きはしますが東京にいると実感する機会はなく、
そんなわたしにとって小値賀島への旅はとても印象的でした。
小値賀島の隣島である野崎島。
いまは無人島になっているのですが、数年前までは普通にひとが暮らしていた島。
学校だってありました。
そんな沢山あった世帯がだんだんと10になり、最後の1になり、
その最後のひとりが出て行ったときに無人島になったというお話を聞き、
朽ちていく家やまだひとが住めそうな家を見ながら、
まちはこうやって無くなるのか、と妙な実感を得たのを覚えています。
話はかわりますが、ひときわにぎやかな雰囲気を出していたのが小笠原諸島のブース。
フラダンスの衣装に身を包んだお姉さんたちに、タコの葉細工のワークショップ。
特産品やパンフレットを並べているブースが多い中で特に目立っていました。
小笠原諸島に転勤になった知人の話を聞くと、
東京からのIターンの若者が多く住んでいるとのこと。
幸せのかたちはそれぞれだと思うのですが、
島民がいなくなる危機を迎えている島や、Iターンが沢山住んでいる島、
離島だけじゃない、日本の地方のこれからのかたちについて考えるきっかけになりました。
...と、固い話になりましたが、小値賀島への旅がとても楽しかったので、
次は北海道の離島への旅を計画中です。
みなさまもぜひ、旅行先候補に離島は如何でしょうか?
せき