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トラピスト修道院への道

きょう子

特別な日もいいけれど、日常を贅沢に過ごす事が好き。笑う門には福来る。いつも笑顔を心がけています。


はーるばるー来たぜ、は〜こだてー!

函館に行ってまいりました。

函館にいる友達から「遊びにおいで〜」とお誘い頂き、

友達に会う事以外はノープランで、

金曜の夜に女友達と身二つ函館に降り立ってしまいました。

翌日、仕事に向かう友人に薦められて赴いた先は「トラピスト修道院」

発酵バターで有名な修道院です。

トラピスト修道院、函館市内ではなく、隣の北斗市にあります。

通常トラピスト修道院に行く場合、皆さん車を利用するそうですが、

勿論、レンタカーの予約はしていません。

そして観光シーズンの函館。

レンタカーに空きは無し。

電車の時刻表を見ると。

3時間に1本。

これは乗り遅れられない。

10:27の電車に乗り込みました。

1車両しかないワンマン電車にゆられる事30分ちょっと。

渡島当別という駅に降り立ちました。

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うん。売店も何も無い。

駅から海沿いの道を歩いて修道院に向かいます。

日頃ビルに囲まれている生活をしているせいか、

海を見るだけで自然と歓声が出てしまいます。

いや海だからっていう訳じゃないな。

海がとても綺麗なんです。

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道すがら出会うのは道路工事の誘導員さん達のみ。

もれなく声をかけてくれて、トラピスト修道院までの道を教えてくれました。

「修道院まで歩いて行くのー?大変だよー。」

というおじさん達の声援を受けつつ坂道を上って行きます。

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と言っても、駅からトラピスト修道院まで歩いて20分ちょっとなんですね。

ここで田舎出身の私、思い出しました。田舎の人は歩かないんだった。

急な坂道を上ると、緩やかな坂道に代わり、そこに出てくるのは、

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ここは日本なのっ?

外国旅行に来たのかと錯覚します。

この並木道の先に修道院が見えてきます。

さぁ、最後の急な坂を上ると修道院が!

と、そこには売店が。

小腹が空いたな。

という事で、頂きましたソフトクリーム。

濃い!美味しいっ!

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ふらふらふらふら道草をしつつ、やっと修道院までの急な坂道の麓にたどり着き、

ここからは木々が鬱蒼と茂った並木道を上って行きます。

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ついに辿り着きました。修道院!

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えっ。

内部見学の際は事前予約必要。

見学は男性のみに限ります。

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わっ。この門をくぐれない。

この時点で12:30。

一番早く函館に帰る事の出来るバスは14:40まで来ません。

売店で食べられる物はソフトクリームのみ。

飲食店等あるわけ無し。

んっ?ルルドの洞窟というのが修道院の裏手にあると書いてある。

ルルドの洞窟って、ここは北斗市なのに?

所要時間30分。行き帰りで1時間。

交通手段が便利であればまず行かなかったでしょうが、行ってみました。

時間もあるし。

トコトコ歩いていると、ほらっ!こんな景色が。

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さすが北海道。スケール感が狂います。
そして、たどり着いたルルドの洞窟。

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思わぬ所でハイキングをした私達はすっかり疲れ、

ポカポカ陽気にもやられ、売店横でウトウト。

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帰りのバスは海沿いの道を走ります。

その先には箱館山が。

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行き当たりばったりの、のんびり旅。

すっかり自分の中の時間の流れが変わり、リフレッシュとなりました。

こういう旅も良いものですね。

では、また。


きょう子





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