こんにちは。フミです。
暑さも和らぎ、夜には鈴虫の音も聞こえるようになりましたね。
私は秋の入り口のこの季節が1年でいちばん好きで、なんだか夜寝るのがもったいなく、ついつい夜更かししてしまいます。
そんなまとまった時間のとれるときには、日常から離れて映画の世界にどっぷり浸かるのもよいものです。
唐突に部屋の模様替えがしたくなる、というのもこの時期の習性で、劇中の場面にヒントを得て、「こんなふうにしたいなあ」と妄想することもしばしば。(なかなか、実現するのはむずかしいですが...)
そこで今日は、インテリアの参考におすすめの映画をご紹介したいとおもいます。
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▷白を貴重にしたお部屋
『ティファニーで朝食を』(1961年)
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高校生の時に初めて見て、主人公が住む部屋のかっこよさに釘付けになりました。
白いバスタブをまっぷたつに切って作ったソファ、いつか真似してみたい...!という気持ちは今も変わりません。
『薬指の標本』(2004年)
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白い壁にアンティーク調の家具、博物館のような雰囲気がとても色っぽく感じます。
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▷カラフルなお部屋
『グランド・ブダペスト・ホテル』(2013年)
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舞台となるホテルはピンクと紫をテーマカラーにしていて、一連のブランディングデザインが素晴らしいです。
劇中、いくつかのホテルが他にも出てくるのですが、それぞれ一瞬ずつしか出てこないにもかかわらず、背景にものすごく想像が膨らみます。
『ル・アーヴルの靴みがき』(2011年)
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こっくりした深みのある色合いのインテリアが好きな方には、アキ・カウリスマキ監督の作品がお勧めです。
小さな部屋でも、自分の好きなものを大切にしている生活が垣間見えます。
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▷こだわりの一品があるお部屋
『アカルイミライ』(2002年)
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無骨なインテリアに、くらげが1匹泳ぐ水槽。
こういう潔さにいつか、たどりつきたいです...
『地球で最後のふたり』(2003年)
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ドカンと広い一軒家に、使い込まれた革のソファ。
雑多でラフな雰囲気もいいなあと思います。
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▷音楽好きのお部屋
『ハイ・フィデリティ』(2000年)
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レコードやCDを沢山お持ちの方は、レコード屋さんの店長が住むお部屋が参考になりそう。
『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(2013年)
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吸血鬼のミュージシャンが住む、贅沢で羨ましいお部屋。
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▷昔ながらの和室のお部屋
『細雪』(1983年)
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しっとりとした趣のある日本家屋に引き立つ、4人姉妹の着物の美しさ。
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映像だと、静止画で見る以上に空間の雰囲気や質感が生き生きと伝わってきて、つい部屋の匂いまで想像してしまいます。
実生活は、映画のように...とはどうもいかないようですが、自分を主人公にした映画のセットを想定して、模様替えを考えてみるのもいいかもしれませんね。
(写真は、昨年末に惜しまれつつ閉館した映画館、新宿ミラノ座の緞帳です。)
フミ