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「ロカド香久山」が第42回東北建築賞受賞しました

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一般社団法人 日本建築学会東北支部が主催する「第42回東北建築賞 」にてブルースタジオが企画・設計監理監修を手がけた、 地域との共生を目指すコミュニティー型賃貸住宅「ロカド香久山」 が作品賞を受賞しました。

【 東北建築賞とは】
東北地方においてその建築文化や環境形成の向上に貢献し、地球環境時代に相応しい優れた建築作品、東北地方で発表された将来性が期待される研究活動、その他建築分野にかかわる重要な業績を顕彰することにより、東北地方における建築水準の発展に寄与し、学会と地域社会の交流を図ることを目的としており、1994年より「東北建築賞作品賞」の応募作品は「東北建築作品発表会」で発表を行い、審査することを目的として設けられたものです。

■ 第 42 回東北建築賞作品賞 講評
ロカド香久山は、郡山市郊外の住宅地に建つ2階建 14 戸の民間賃貸住宅で、入居者同士のコミュニケーションを意識した中庭を囲むロの字型の住棟配置が特徴です。また近隣とのつながりを意識して、角
を開いたエントランス広場を設けており、その形状が「ロカド」の名の由来となっています。さらに全戸が中庭を介するアプローチをとるコモンアクセスが導入され、入居者同士の偶発的な顔合わせを促し
ています。集合住宅の計画においては、いわゆる南面並行配置が一般的で、日照・通風がネックとなるロの字型は、日本においては公的な集合住宅計画で実験的に行われたケースはありますが、民間でかつ
地方都市ではかなりのレアケースと言えます。プライバシー偏重の現代にあっては、理念として受け入れられても、オーナーを説得して実現するのは至難の技です。一方、同住宅のオーナーは、企画設計者
の大島芳彦氏のまちづくりの思想に共鳴し、近隣で所有する集合住宅のリノベーションも実施するなど、地域まちづくりにも設計者と協働で貢献しています。

主催 一般社団法人 日本建築学会東北支部

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