【登壇レポート】第1回シンポジウム あしたの賃貸プロジェクトオンライン開催に弊社専務取締役大島芳彦が登壇しました。
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\ブルースタジオ大島が『あしたの賃貸プロジェクト』第1回シンポジウム
-住むだけでなく、その人らしく「暮らせる」集合住宅づくり-に登壇しました/
住宅に関する調査研究、賃貸住宅の経営等を行なっている住宅改良開発公社が設立65周年を記念し、自分らしく暮らせる住まいの実現させるため、賃貸住宅に何ができるかを考え行動する「あしたの賃貸プロジェクト」が始動。
そのプロジェクトの第一弾として賃貸住宅業界の第一人者達が賃貸住宅の歴史から未来・まちづくり・コミュニティ・社会的役割などをテーマに講演会を開催し、その記念すべき第1回シンポジウムに大島が登壇しました。
(主催:一般財団法人 住宅改良開発公社 後援:独立行政法人 住宅金融支援機構)
【当日の様子】
当日は東京ドームホテルの会場よりシンポジウムの様子を Youtube でライブ配信!
質疑応答の時間では視聴者の方から「企業から建物のリノベーションの相談をされたとき、どのようにエリア戦略をしているのか?」など寄せられた質問に対し、登壇者よりリアルタイムで回答しました。
視聴者は賃貸住宅オーナー様、金融関係、建設会社の方々から大学生まで多岐にわたる方々にご参加いただきました。
-タイムスケジュール-
13:00~13:10 ご挨拶
「あしたの賃貸プロジェクト」が始動する
一般財団法人 住宅改良開発公社 理事長生亀 孝志氏
13:10~14:10 講演1 理論編
「日本の賃貸住宅:その来し方と行く末」
東京大学大学院工学系研究科大月 敏雄教授
14:15~14:55 講演2 実践編
「共感の環に育まれる賃貸共同住環境」
株式会社ブルースタジオ 専務取締役大島 芳彦
15:00‐15:40 講演3 実践編
「賃貸住宅経営者・管理者の経営ビジョンが、住まいを変える、賃貸を変える、まちを変える」
スペースRデザイン 代表取締役 吉原 勝己
15:45~16:15 あしたの賃貸プロジェクト活動報告
一般財団法人 住宅改良開発公社「住まい・まち研究所」所長 松本 眞理
株式会社DGコミュニケーションズ「まちの未来デザインユニット」ユニット長 和泉 段
16:20~17:00 質疑応答
【大島の講演内容】
大島の講演テーマは「共感の環に育まれる賃貸共同住環境」
賃貸住宅とは社会のコミュニティの最小単位なので選ばれるまち・賃貸住宅になるには住環境にもcivic pride(都市に対する市民の誇り)が必要であると考える。
ポイントはいかに消費されない賃貸住宅にしていくか、ということ。
民間主導による、市民一人一人が当事者意識をもって考えるまちづくりが必要であり、入居者を当事者へと変えていける賃貸住宅の運営が重要ではないか。
暮らしの価値の本質は高機能な家に住むことではなく、コミュニケーションの価値であり、そのためには自分たちが置かれている環境を良くするための共感を生むオンリーワンの暮らしのビジョンが必要である。
つまり「共感の環により、当事者を育むオンリーワンの賃貸住宅」が重要になってくる。
誇りを持てる住環境とはビジョンを共有しながら的確な生活者によって育まれる持続可能な賃貸住宅であり、エリアのビジョンをしっかりもった賃貸経営をすることが、地域経営課題も解決する。
実験的なビジョンをオーナーが提示することで、これからの賃貸住宅は、地域を牽引していく役割を担うべきである。
事例として以下を紹介致しました。リンクからぜひご覧下さい。
・「GREENBASKET」
※2019年度グッドデザイン賞を受賞
・入居者の当事者意識により交流が生まれている「鵠ノ杜舎」
・オーナー様のコーポレートアイデンティティから共にリノベーションした「ロカド香具山」
・withコロナにおける郊外での働き方の提案 「ネスティングパーク黒川」
・帰還者と「フロンティア・開拓者」が共に営む、「なりわい」をきっかけとした能動的な「なりわい居住」「双葉駅西側地区災害公営住宅等設計業務委託」
【関連情報 他】
書籍「社会とともに生きる賃貸住宅 200の図表で見る住まいと暮らし」2020年12月1日 株式会社ぎょうせい)
一般財団法人 住宅改良開発公社 松本氏の新著に大島と大月先生の対談が掲載されています。ご覧下さい。
【次回講演会情報】
12/14(月)「まちやど」と「グリーンクラフトツーリズム」
- Withコロナ時代の新しいツーリズムを考えるシンポジウム-に大島が登壇します。
(http://www.bluestudio.jp/bs_news/011485.html)