『ユクサおおすみ 海の学校』@鹿児島 が開業します
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鹿児島県に廃校を再生した体験型宿泊施設 『ユクサおおすみ 海の学校』が開業します
地域コミュニティを基軸に「日常」に価値を見出すツーリズムで地域創生
株式会社ブルースタジオ(東京都中野区、代表取締役 大地山 博)と株式会社大隅家守舎(鹿児島県鹿屋市、代表取締役 川畠康文)は、株式会社Katasudde(鹿児島県鹿屋市、代表取締役川畠康文)を設立し、2013年に閉校となっている鹿児島県鹿屋市の旧菅原小学校校舎および敷地を鹿屋市から借り受け、体験滞在型宿泊施設『ユクサおおすみ海の学校』として事業化を図ります。なお本事業は、2018年3月26日付で国土交通省の民間都市再生整備事業計画に認定されました。
大隅半島地域は豊かな自然・文化・歴史・食に恵まれていながら、その人口減少率は鹿児島県全体の3倍以上であり、全ての市町が「過疎関係市町」として公示されています。本プロジェクトはこの状況に対する打開策として、地域ぐるみで生活体験を提供し、中長期滞在型のツーリズム産業の創造を目指します。
具体的には、市民の協力による漁業体験、農業体験、海洋・山岳ツアー体験、食文化体験の提供。また、県による錦江湾しおかぜ街道景観整備をはじめスポーツ自転車にとって全国でも有数の好環境が整っていることから、当施設内には通年でスポーツ自転車のプロショップを置き、大隅半島のサイクルツーリズムの拠点として活用される事も視野にいれています。また、宿泊施設やチョコレート専門店において、地域住民や障害者の雇用機会も創出。本施設を起点に地域と外部の人々との有機的なコミュニティが生まれ、継続的に地域を盛り上げ、地域経済に寄与することをめざしています。
建築面では小学校をありのまま残す一方で、株式会社LIXILが基本コンセプトを構築した画期的なシステムユニット「ライフコア」を導入し、同社とブルースタジオの共同開発を通じ水回りの生活インフラを一括りに配置・工事する実験的な取り組みも進めています。
■クラウドファンディング実施について
現在オープンに向けて菅原小学校の工事を進めておりますが、「ユクサおおすみ海の学校」の魅力の1つである、大隅の食を提供する施設「炎の学級」の工事完成を目指すためにクラウドファンディングを始めました。おおすみの食文化体験教室【炎の学級】B.B.Q.テラスを作りたい!「食」こそが、人と人、人と自然、人と文化を繋ぐ最も大切な要素。一緒に「小学校」と「地域」が手をとりあってつくる未来のローカルを見てみませんか。是非このクラウドファンディングの輪をシェアしてもらえれば幸いです。
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■ 建築概要
名称:ユクサおおすみ海の学校
所在地:鹿児島県鹿屋市天神町3629−1
事業主・貸主:株式会社Katasudde
企画・設計監理:株式会社ブルースタジオ
運営コンサルティング:UDS株式会社
施工:株式会社マルタ建設
構造・規模:RC 2階建て
建物用途:宿泊施設(ホテル)
入居企業:Fun Ride(スポーツ自転車のレンタルおよび備品販売)、kiitos(チョコレートの製造販売)、
特定非営利活動法人Lanka
敷地面積:8,806平米
竣工:2018年5月(予定)
■ 参考
●施設名「ユクサ」の由来:
「ゆくさ」は、大隅半島の方言で「ようこそ」を意味しますが、標準語では「ゆく=行く」という響きを持ちます。「Welcome」と「Let's Go」二つの意味が併せ持つ言葉として施設名に起用しました。
●株式会社Katasuddeとは:
Katasuddeは株式会社大隅家守舎と株式会社ブルースタジオ他が出資し2016年12月に設立。ユクサおおすみ海の学校の企画・運営主体です。
●スポーツ自転車ショップ「Fun Ride」
1999年鹿児島市に自転車専門店としてオープン。日本代表のロード選手やプロBMX Riderをサポートするプロショップです。ユクサでは、スポーツ自転車のレンタルおよびプロ向けにパーツ販売を行う。
●チョコレート工場「kiitos」
誰からもありがとうって言われたい。その思いをチョコレートに
カカオ豆の焙煎から製造までの全行程を自らの工場で行う"Bean to Bar"スタイルのチョコレート工場。
●特定非営利活動法人Lanka
定非営利活動法人Lankaは、精神、知的、身体などの障害を持つ利用者の自立を目的に、仕事に就くためのサポートを行う施設。