HOUZZにてブルースタジオ石井の新連載スタート!「コト」から始める家づくり
- PR
家づくりのプラットフォーム「HOUZZ」にて、ブルースタジオ石井健による新連載がスタート!
これまで600件を超える家づくりに携わってきたブルースタジオ石井健。
家の主役はそこに住む人。快適な家をつくるなら、「部屋」という「モノ」ではなく、
住む人が毎日行う行動、つまり「コト」から考えるほうが、理にかなっているのではないでしょうか。
そんな考えのもと、「「コト」から始める家づくり」というタイトルで、連載を始めることになりました。
---------------------------------------------------------------------------------------------------
(本文を一部転載します)
「コト」から始める家づくり:第一回 つくる、食べる、そしてその先
第1回は「料理をする」という「コト」を出発点に、キッチンから家づくりを考えます。毎日料理をしっかりする人、平日はあまりしないけれど週末は料理を楽しむ人、大人数の料理をする人、一人暮らしで好きなものを料理したい人、人を招いておもてなしするのが大好きな人など、料理するといってもさまざまなシチュエーションが考えられますし、それに従い、キッチンの設計も変わってきます。その家に住む人がオンとオフにどんなふうに料理と向き合っているのか、料理をつくる人と食べる人がどんなふうにコミュニケーションしたいのか。つまり、住む人がどんな気持ちでごはんをつくり、食べたいのかを考えることが大切な基本となります。
キッチンは、切る、温める、洗うといった「調理作業」を行う空間。そのための機能をもつモノ――シンクやコンロ、ワークトップといった調理器具・設備――が目に見える形で存在しているので、「キッチンづくり=完成されたキッチン設備を買うこと」と思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、料理とは何かを考えてみると、本来、素材を洗ったり、加熱したりすること。だからキッチンも本来は、水と火があれば成立する、シンプルな空間のはずです。「キッチンには現代的な機能や設備がたくさん揃っていなくちゃ」という思い込みをいちど捨てて、「料理する」ことの原点に立ち返り、その上で、自分が暮らしの中で、どんな料理や食事を求めているかを考えて、求める「コト」をプラスしていけば、もっと自由で楽しいキッチンを発想できるはずです。
キッチンを「外」とつなげる
キッチンは家の中にあるべき、というのは思い込み。ピクニックや花見を思い出すまでもなく、外で食べるご飯は楽しいもの。ならば、キッチンを「外」とつなぐのだってありです。休日の朝、近くに住む家族がキッチンとつながるテラスに集まってくる。晴れた日には、デッキに椅子とテーブルを出して、淹れたてのコーヒーと焼きたてのパンをいただく。大人がおしゃべりする傍らで、子ども同士は庭で遊ぶ――そんな風景が想像できる半アウトドアなキッチン&ダイニングは、これから人気が出そうです。お天気の悪い日でも、大きな窓越しに外を眺めながら食事を楽しむことができます。
キッチンを家の司令塔にする
家族が自然と集まる場がキッチンだという家庭もあるでしょう。あるいは、キッチンが家の中でいちばん落ちつくスペースという人もいるかもしれません。それなら、いっそキッチンを家の中心、司令塔にしてしまいましょう。こちらの家ではキッチンが家の中心にあるので、リビングで遊ぶ子どもの様子から、ワークスペースで仕事をする姿まで、キッチンから家全体を見渡せます。まさに、キッチンが司令塔の役割を果たしている事例です。
---------------------------------------------------------------------------------------------------
「Houzz(ハウズ)」は、家づくりに関する世界最大のプラットフォームです。「住む人」と「住まいのプロ」をつなぐコミュニティサイトとして2009年に米国で誕生しました。現在では世界中から数千万の人々がHouzzを通じてつながり、事例の紹介、悩み相談、意見交換など、あらゆるかたちで家づくりに関する様々な情報を共有しています。2015年には、日本においてApp Store「Best of 2015今年のベスト」に選出され、2016年には、「Google Play賞最優秀アプリ」に選ばれています。Houzzは、ウェブサイトでもモバイルアプリでも無料でご利用いただけます。カリフォルニア州パロアルトに本拠地を置くHouzzは、現在15ヵ国で展開しています。
詳しくは、こちらのサイトをご覧ください:http://www.houzz.jp