2009.07.21

LATTICE AOYAMA

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HIGHに酔いしれてみるか
LOWに託してみるのか
それともOFFして目を閉じるのか
選択数が極限に足りない中で、この先、君は何を選んでいくんだろう。


まだ梅雨入りした頃のことだった。
 

 
『この高層ビルが建つ前は、そりゃぁいい眺めだったんだ』
 

 
と、ラティス青山の管理人さんが窓越しに外をながめながら、
一言だけつぶやいたあの日、その横顔は少し寂しげだった。
その時に感じた、味気なさを、わたしは、今でも忘れられないでいる。



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一つの建物が、1965年に建った。
それから39年、その一つの建物は、新たな道を選択した。
それからさらに5年、その一つの建物は、2組の新たな入居者を今待っている。




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44年という流れの中で、
色んな事が変わった中で、
変わらず同じ場所で、新たな出逢いを待っている。



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先日、各物件の竣工写真を整理していた。
何枚も何枚も目を通し、さすがに集中が途切れそうになっていた。


『次は。。。ラティス青山。。。』


そう思いながらファイルをひらいて順にチェックしていく。
。。。と単純作業になっていた時間が、ぐっと止まった。



『えっ。。。これが管理人さんが言ってた景色。。。』



泣きそうになった。
それは、心が動いた証拠だった。


そして、5年前の2004年に戻りたくなった。
でも戻れないから、せめて、みんなに見せたくなった。


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ラティス青山からはもう見る事が出来なくなったあの景色を。


 
 
 

 
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ラティス青山の前には、今、高層ビルが建っている。
だから、見えないんだ、向こう側が。
 
 


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別に六本木ヒルズがめちゃくちゃキレイって訳じゃないんだけど、
やっぱり見えないよりは、見えた方がいいよ、向こう側が。
でも、見えないんだ、ビルが建ってるから。
 
 
 

 
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44年も経てば、高層ビルの一つや二つ建つのは
当然と言えば当然、なのかもしれない。
 
それを残念に思う人もいれば、
それで幸せになる人だってきっといる。
 
 
 


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だから、安易に『高層ビル建設反対!プラカード』を持つわけでもないんだけど、
『でも、』って思って、一人で悔やむぐらいは、してもいいんじゃないかなって。



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って、こんな話ばかりをしていると、
自分の会社の物件なのに、ネガティブなことを言ってばかりいて、
「おいおい」って感じもするけれど、
 
この41行目まで読んでくれた君には、
もう、ちゃんと伝わっているはず。

blogにちりばめた、一つ一つの写真に、全ての想いは込められている。
写真枚数は少ないけれど、
それぞれが、ラティス青山がこれまで大切に守ってきたパーツなんだ。

 

景色が変わったって、ラティス青山の持つ 『魅せる力』 は
なにひとつ劣ってはいない。
そのことを伝えたくて、今、こうしてblogを書いている。



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本当に、素敵な建物であることは間違いない。
わたしが伝えたい一番の想いはそれだ。
 

 

(ユキ)